9月23日。
伊豆沼の水面に,カンムリカイツブリの親子が浮かんでいた。
もうガンたちが渡ってきている季節だというのに,子どもたちは,まだ小さくて,親が餌を与えていた。
今年,何度目の繁殖かわからないけれど,鳥たちの子育ては,身を削るようなもの。
この親たち,がんばっているなぁ。
親のうち1羽は,ひとり離れたところに移動して,自分が2匹ほど魚を飲み込んだ後,また,捕った魚を,子どもたちに持っていっていた。
子育て中は,自分の食事に専念できない。
それにしても,この子たち,今から大きくなって,飛べるようになって,渡っていくのに間に合うのだろうか?
それとも,このまま,ここで越冬するの?
よく考えると,北に渡らないで,ここで繁殖し,ここで越冬する,ということであれば,渡るグループより,繁殖回数を増やすことができる,というメリットがあるかもしれない。
この親子の周辺を,飛び交っていたツバメは,ショウドウツバメだった。
ショウドウツバメたちは,北の繁殖地から,南の越冬地に,渡っていく途中に立ち寄ったもの。
夏も,冬も,ここにはいないツバメ。
季節は 秋。
(2024/09/23 カンムリカイツブリ,ショウドウツバメ)
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