カメラ,レンズなどの撮影機材の購入費や遠征費用などの支払いで「首が回らない」状態になる鳥見人は,日々,生まれていることと思う。
かくいう私もその一人なのだが,先日,ものすごく「首が回る」シメと出会った。
ご利益があるかどうかわからないが,縁起物(?)なので,運のおすそ分け。
シメの男の子。
お~い,首を回してみて。
「は~い。じゃあ,いくよ~。」
「せ~の,そうれ!」
「まだ,まだ!」
「もうちょい。」
「お,空が見えたな。どう? こんな感じで?」
・・・とは,言っていなかったが,こちらからすると,「うひょ~」だ。
なんと,首が180度,いや,それ以上回っていた。映画「エクソシスト」のリーガンも真っ青。
フクロウは,首が270度回るそうだし,ハクチョウ・カモ・サギ・ツルなど首が長い鳥は,体を動かさなくっても,くいっと後ろを振り向けるが,こういう小鳥系がこんな格好をするとは,驚き。
こうして普通の姿を見ると,首なんてないかのようにも見えるのに…。
いずれ,皆さま方には,「首が回らない」ことがないよう,ご利益がありますように!
シメだけに,財布の紐をシメていかないと…。(^^ゞ
(2024/02/24 シメ)
【付記】
鳥は飛ぶことに特化して進化してきているので,重い骨は軽量化し,かつ,数が少なくなっており,さらに,骨同士がくっついている傾向にある。また,鳥にとって視覚が重要なので,頭部に占める眼球の割合が大きくなり,眼球の可動域が限定されがちになっている。
そのため,四方を「見るため」に柔軟に曲げることが必要な部分,すなわち頸部(首)は,その柔軟性を高める必要がある。
頸椎(首の骨)の数は,哺乳類では7個が基本だが,鳥の頸椎は,鳥類学辞典(昭和堂)によると,13~25個程度となり,首の可動域が拡大している。180度程度首を回せるのは,鳥にとっては当たり前らしい。
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