「男に逆らえないようにしてやる」「ICUには同志の仲間がたくさんいる」――。ネット掲示板「2ちゃんねる」に秋篠宮家次女の佳子さま(20)に危害を加える内容を書き込み、21日、警視庁に偽計業務妨害の疑いで逮捕された池原利運容疑者(43)。書き込みで皇宮警察は通常の2~3倍の人数を配置して警護に当たっていたというから迷惑な話だ。
20日夜に新宿署に出頭。「盛り上げるためにやった。悪ふざけだった」と話しているという。
池原容疑者は東京・新宿区出身。都立新宿高校を出て、日大に進学。池原容疑者のSNSの紹介文には「行動する保守運動を支持」と記され、書き込みにも右翼的なものが目立つ。典型的な“ネット右翼”らしい。(夕刊ゲンダイ記事より)
そして15歳のドローン少年「ノエル君」の逮捕
ドローン少年!のネット配信を面白可笑しく伝えてたマスコミ、ところが、警察が正式に逮捕を発表し、事態の詳細を把握したとたん、マスコミの態度は豹変。冒頭のような少年糾弾大会を開始したのだった。
もちろん、どの番組も不当逮捕に対する批判はほとんどなし。それどころか、警察を後押しするような専門家の解説まで垂れ流した。
この2つの逮捕劇をどう見るか?
43歳男は、どうしようもない男だが、15歳少年も自己表現としてはやり過ぎではあるが逮捕は異常ではないのかな。
15歳と都立新宿高校と聞いて思い出すのは、円ジョイがもっとも尊敬し信頼するジャーナリストであり我が世田谷区長の「保坂展人」さんです。
保坂さんは15歳、中学在学中、当時世間を席巻していた学園闘争の影響を受け、「麹町中全共闘」を校内に結成。そうした学生運動をしていた事実について中学校での内申書に書かれ、高校受験の面接では面接官からの質問が思想にまつわるものに集中。受験した全日制高校は全て不合格であったため、東京都立新宿高等学校定時制に進学した(のちに同校を中退)。
なお、自身が学生運動をしていた経歴が内申書に書かれたために全日制高校に入学できず、学習権が侵害されたとして千代田区と東京都を相手どり、国家賠償法に基づき、損害賠償請求訴訟を起こした。最高裁判所に上告したが、最高裁は単に経歴を記載したにすぎず「思想、信条そのものを記載したものではないことは明らか」として上告を棄却した。なお、この判例は公務員試験や大学における憲法の講義で紹介されるケースが多い
のちにいう(麹町中学校内申書事件)である。
写真は保坂展人区長と「せたっしぃ」
区長は自身のブログ、Twitter、Facebookで真摯にわかりやすく自治や時事をこまめに配信している。
現代はネットの使い方で人格がわかる時代なのかもしれません。