「一期一会」という言葉が昔から好きでした。
「一期」とは一生 「一会」とは一度の出会いという意味で、千利休の茶道に由来することわざ。『あなたとこうして出会って いるこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を 大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』
この言葉は色々と解釈が出来そうですが・・
今この瞬間に向き合ってる相手と、
「じゃあまた明日」と言って別れてもそれは約束でしかない。
たとえいつも顔を合わせている相手であっても明日もまた会えるという保障はどこにもない。
約束の明日は数日後にやってくるかもしれない・・・
でも永遠にやって来ないかもしれないのだ。
同僚、友達、そして家族。。
今、伝えたいことを「まあ、明日でもいっか・・」と思ったりしてませんか?
今日渡そうと思っていたものを「また明日にしよっ」とやめたりしてませんか?
私はよくあります
今日という日は一瞬一瞬の繰り返し。
でもひとつとして同じ一瞬は巡って来ない・・
嬉しいこと。
辛いこと。
楽しいこと。
悲しいこと。
永遠に続くものは何一つとしてないけれど、
今向き合ってる相手と、その一瞬を分かち合うことは出来ます。
笑顔を向けたり、気持ちを伝えたりするその一瞬一瞬を
明日には離れてしまう人かもしれない・・と心に刻み大切にしたいものです。
※ ※ ※ ※
私は大好きなこの四字熟語を自分なりにこう解釈もしています。
旅先で見知らぬ人と言葉を交わすのも一期一会。
道端に咲く花に目を留めるのも一期一会。
懐かしい曲が流れてきてふと立ち止まるのも一期一会。
明日という日は今日の延長ではないのです。
一瞬一瞬の心の積み重ね。
明日は今日とは違うけれど重ねてきた経験や感動は心に刻まれます。
物は失くしたり壊したりしてしまうけれど
大切な思い出や苦労して得た感動は消えてなくなりはしません。
多くの贅沢品に囲まれた生活でも得られなかったものを
誰かの何気ない一言でそれが何だったのか気づかされることもあります。
それがあるから人はどんな苦しいことがあっても
また明日も頑張れるのかもしれません。
『一期一会』
出会うものすべてが自分にとって意味があるものならば
どんな小さな出会いでも大切にしたいものですね。
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