火事になってもマニュアル優先の会社があるが、一方で「マニュアルがないからできない」という会社員もいるのが現実。釣りの世界もマニュアル化が進んで、ベテランのいうことをそのまま実行する教条主義の釣り人も多い。それが、すんなりと納得できないのでいつも優柔不断のように心が揺れ動く。仕掛けでもこれはといったものに定まらない。
天候、水温、釣りバスの数、色んな条件が時々で刻々と変わるものだから、こちらも変化しなければならないのではないか、一筋に思いこんだらの釣りなら悩むことはないのだがと、へそ曲がりの私は釣り場選択すら釣りバスがその地に迫ってもぎりぎりまで決まらないことが多い。今日の波、風向きならこの湾洞と、たとえキャップライトがちらついていても敢えて競合するポイントに入るヒトは多いが、私はできない。
市販されている袋ものコマセについても、次の年になると配合構成も変わっているようで、色や粒の大きさが違っていたりする。良心的なところは、処方の違う別名で売りにだすので、私は、これを追っかけで使うことが多い。軽サナギを使っていたが、事情が変って発売中止していたようなこともある。しの兄さんのように、カツオの血合いニンニクまぶしについても、いつでも食いがいいわけはなく、水温が高くなったら一考すべきという忠告はありがたい。塾頭は、ムラがないとニンニクを入れないで使っているが、黄金道路はまだ水温が低いのでニンニクをまぶしていくつもりである。
ごへいさんのように頑としてハリス10号を変えない方もいるが、私は7号だ5号だとウロチョルしている。堰堤に決めてクレーン釣りに専念するので、7号に切り替えた。研究はオリジナルを求めるのが基本であるが、釣りは追試で、いつももの真似に終始している。アイナメさんは、フナ釣りの針に最近アジ針を使うようになった。市販のフナ針は、肉厚ではないので、30オーバーにのされて曲がる。チヌ針も顎の形がフナに合わないのか、かかりが悪いと思っていたので、早速真似てみようと思っている。アジ針は、ミミズの刺さりが良く、肉厚で40オーバーにも耐えるようで頼もしく見える。