ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

賀状を読んで

2013-01-02 17:23:16 | 釣り
一昨年は、私の病気を知り手術や入院を聞き、こういう場合に賀状を出すべきか出さざるべきかで悩まれた方がおられたのでしょう、50通ほど増えておりました。私も、このような場合に、何度も周りの方に伺って判断しておりました。

私は、大学院を終えると臨床検査技師学校の教務として職を得ておりました。その時の教え子達が、続々と定年の年になって心境を伝えて呉れました。大半がリタイヤ後も働くという内容でした。内科の外来や病棟にも顔を出していましたので、他の教務の先生方には「どちらから給料を貰っていると心得ておりますか」と説教されてもいました。

無給の医局員が大学病院を支えていた時代だったのですが、既に結婚して子供が二人おりましたので、臨床のトレーニングの為に教務の職に就いたのでした。二股かけての務めは、非難されて当然でした。そんな昔を思い出していた中に、医師となって技師学校時代の級友と結婚した卒業生の賀状にあたりました。二人で頑張って開業し今は繁盛しているという嬉しいものでした。彼らがウニの受精の生物学実習で徹夜で顕微鏡を覗いているのを傍観しながら、私は、実験場近くの忍路の防波堤で釣りをしていました。

嬉しい知らせの反面、がんとなった身を詠った短歌を書き送ってくれた知人もおりました。奥様を亡くして喪中の葉書を呉れた友人は、どのようなエピソードが奥様にあったのか、是非娘に伝えたいので寒中見舞いを送って欲しいとありました。未亡人となった友人の奥様方からも数通の近況報告が参りました。1年に1回位は生きている証の賀状をやりとりするのもアリでしょう。