何度も出てくるけれど、ポートって何?という質問がありました。メデイコン社のイラストを使って説明します。皮下に装置が埋め込まれた中心静脈カテーテルの一種です。直径2~3cmの円盤状のタンク(ポートと呼ばれます)と、薬剤を血管内に注入するカテーテルの2つでできています。
ポートの中心には、シリコンゴムが埋め込まれており、その部分に専用の針を刺しカテーテルを通して薬液を注入します。カテーテルは、私の場合は左鎖骨下静脈でしたが、内頸静脈、上腕静脈、大腿静脈などに挿入し、カテーテル先端は、中心静脈カテーテルと同じ位置である上大静脈と右心房の接合部のおよそ3cm上の部分に留置されます。
ポート部分は、私の場合は鎖骨下静脈近くの左前胸部でしたが、挿入した静脈の傍の胸部、上腕、腹部などの皮下に埋め込まれます。下の写真は、私の現在の状態です。出血しないよう、念のために抜去した部位を1日圧迫しています。この部位にポートが有ったのですから、釣り用のリュックが背負えなかったわけです。
ポートの適応は、食事を取れなくなった方の中心静脈内栄養のルートに使われるのが減って、抗がん剤の注入に使われています。抗がん剤が有効な大腸がんが大半を占めています。経口投与すると有効成分が代謝を受けやすいものが血管内に注入されます。私の場合、転移や再発予防の目的で抗ガン剤を1クール投与するのに用いました。
ポートの中心には、シリコンゴムが埋め込まれており、その部分に専用の針を刺しカテーテルを通して薬液を注入します。カテーテルは、私の場合は左鎖骨下静脈でしたが、内頸静脈、上腕静脈、大腿静脈などに挿入し、カテーテル先端は、中心静脈カテーテルと同じ位置である上大静脈と右心房の接合部のおよそ3cm上の部分に留置されます。
ポート部分は、私の場合は鎖骨下静脈近くの左前胸部でしたが、挿入した静脈の傍の胸部、上腕、腹部などの皮下に埋め込まれます。下の写真は、私の現在の状態です。出血しないよう、念のために抜去した部位を1日圧迫しています。この部位にポートが有ったのですから、釣り用のリュックが背負えなかったわけです。
ポートの適応は、食事を取れなくなった方の中心静脈内栄養のルートに使われるのが減って、抗がん剤の注入に使われています。抗がん剤が有効な大腸がんが大半を占めています。経口投与すると有効成分が代謝を受けやすいものが血管内に注入されます。私の場合、転移や再発予防の目的で抗ガン剤を1クール投与するのに用いました。