ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

渚の明日はヒトの明日

2013-10-27 12:04:26 | 釣り
私は、釣るなら平磯。渚のきれいな海岸からの投げ釣りと決めています。1年を通し春は道南、夏から秋に黄金道路、エリモ、夏の終わりに留萌、秋に日高、晩秋と初冬に噴火湾と巡っています。

訪れる海岸は、残念なことに毎年毎に少しづつ渚線が縮小しています。松前方面の清部、汐吹海岸も砂利混じりの美しい砂浜だった寅の澤も、訪れる度に渚がえぐられて狭くなっています。定点観測のように入漁する熊石海岸関内湾洞の渚線も見る影もなく狭くなってしまいました。

島牧の江の島海岸も竿を振るのが辛い感じの渚に変貌しています。唯単に高い防潮堤のような人工の構築物の影響だけではないでしょう。留萌海岸、夏の間、朝から晩まで泳いでいた瀬越浜は(1956年)がっかりするほどの変わり様です。小平、鬼鹿、苫前、初山別の海岸浸食もご同様です。

黄金道路も浸食が進み、海岸に降りての釣りが難しくなってきました。先週訪れた日勝大和の堰堤も崩れていました。噴火湾の落部から石倉の間の渚もJRが通行に支障を来すようになってきました。北極点に到達して喜ぶ北極開発の国際部隊は、恐ろしい地球の未来を暗示しています。いつまでも終わらない台風の襲来と重ね合わせて渚でいつまで釣りが出来るのか憂鬱です。