ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

消臭剤は魚の食いを落とす?

2013-10-29 22:16:19 | 釣り
昨日は生臭い話で今日は消臭剤の話。良いにおいは匂い。くさいにおいは臭いと、漢字で分け、においの知覚は嗅覚(きゅうかく)。ラットなどには、脳の先の方(鼻の奥)に、においに敏感な脳がある。ニオイに関わる神経伝達物質はセロトニンなどの活性アミン他で、2004年に嗅覚受容体の遺伝子を発見しニオイの伝達の仕組みなどを明らかにしたリチャード・アクセル教授(米国コロンビア大学)と弟子のリンダ・バック博士(フレッドハッチンソンがん研究センター)にノーベル生理学・医学賞が授与された。

年寄りの住まいでは、火の不始末が火事の原因と考え、娘は、私達に火を扱わせないセントラルヒーテイングに設計し、カミさんは、暖房費の節約には、各部屋を開け放しにしないようにと、私に厳命した。私の居室は、ボランテイアでの日本語教室であったり、ホームステーの外人さんの居間に変わる。釣り期間中は、釣り具の納戸と化し暖房が入ると、釣り具や衣類から醸し出される魚くさい臭いが立ちこめる。

私は、臭いとか、香りに弱いので、くしゃみが出たり、鼻水が出て、長くは居れなくなる。カミさんの目を盗んでは、部屋を開け放す。臭みの源は身エサやコマセにニンニクなどであるが、消臭剤のにおい(魚が好むかどうか分からないので、漢字で書けない)が魚の嗅覚を刺激したり、味覚に影響する可能性が高いので、エサ関係筋から外してシンクの排水口や三角にのみ吹き掛けている。外着、まな板、包丁、手袋、手拭きなどが関係筋。

魚の食いを気にしていると部屋の中は、テレビコマーシャルのように臭いが消えて呉れない。ヒトの鼻の奥で受け止めて脳に伝える「においの受容体(タンパク質)」は、約1000種類で、個別の遺伝子から造られている。人間の全遺伝子3万種類の3%がにおいの感知に関わっているから、噴火湾のカジカが興奮して食いついてくるだろうニオイを造り出し、カジカの鼻の奥の受容体にふっつけても、脳の方で食いけが出るかどうか、して行動をおこすかを知るには、相当な努力が要るだろう。