NHK土曜ドラマ「男たちの旅路」の初回を久々に見ました。CSで再放送があったのですが、あちこちで再放送あるたびに「墓場の島」だけ見てたので初回を見たのは何十年ぶりか覚えてないくらい。
これは山田太一作品なのですが、たしかに脚本は面白いです。が、今あらためて見ると、結構トンデモ作品な気がするのは鶴田浩二の役柄がなせる技でしょうか。いきなり新入社員をぶっ飛ばしたりするのはいかがなものかと思ったのですが、まぁその辺はドラマですので。
それにしてもこの設定は今の時代の連続ドラマにしても人気が出そうですね。ガードマンの新入社員が上司にしごかれながらいろんな現場で経験を積んで一人前になっていくというの。前職がブラック企業だったり、IT企業だったりという設定は色々できそう。問題は鶴田浩二の役柄ですが、今の時代だと特攻隊の生き残りというのはありえないので、どういうのがいいでしょうか。山一證券のモーレツ証券マンだったとか、部下を自殺に追い込んだ鬼上司だったとか。って、発想が貧困かも。
で、新たな発見としては、テーマ曲の演奏が案外荒っぽいのが気になったのは私だけ? その辺がスリリングなのかもしれませんが。