今日のひとネタ

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新年はずうとるび三昧

2022年01月04日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 ずうとるびが41年ぶりに再結成したということで、昨日はテレビで二回も見ました。しかし、これほど話題にならない再結成がかつてありましたでしょうか。やはり、昨年の紅白に出られなかったのが大きいのでしょう。

 ずうとるびは1974年にデビューし1982年に解散しましたが、私は山田君が脱退するくらいまでしか記憶にありません。が、レッツゴーヤングの司会をしてたあたりは毎週見てたので、小学生の頃は私のアイドルでした。特にバンドで演奏している姿がかっこよくて、江藤さんをみてエレキギターを弾いてみたくなったのでした。

 元々「笑点」のちびっこ大喜利が好きで、山田君のはっちゃけぶりと新井さんの貧乏キャラの印象が強かったですが、歌の時はなんといっても江藤さんと良樹さんが目立ってました。あとは、「学校そば屋テレビ局」も好きだったし、「面白くて歌もヒットして楽器も弾ける」ということに、小学生が憧れないわけはありません。

 彼らが初めてバンドで演奏する姿を見たのはいつだったか忘れましたが、印象に残ってるのは1975年の「NHK ヤング歌の祭典」での「みかん色の恋」。当時はバンドのなんたるかもわかってなかったので、単純にその姿を見て「うわー、かっこいい。」と思いました。あとは、「恋があぶない」とか「恋の夜行列車」「お手紙下さい」はよくバンドで演奏してたのを見た記憶があります。リードギターを弾きながらボーカルもとる江藤さんは私にとっては神様のような存在でした。

 それで、その「ヤング歌の祭典」の映像はNHKの川口にある放送センターに行けば見られます。ずっとこれが見たくてあるとわかった時には「なんだ、映像あるならテレビで再放送してくれればいいじゃん」と思ったのですが、これが画質が悪いのなんの。もしかしたら、視聴者が自宅で録画したものを提供されたのかもしれません。全般にざらついてますし、ちょくちょく画像がうねって見えなくなるし音声も悪いし。

 見たのは3年前ですが、43年ぶりにやっと出会えた映像はかなりの衝撃。バンドでの演奏は凄くテンポが速くて、ドラムとベースがそれぞれのリズムでやってる感じで、いい意味ではスリリング、率直にいうと全員バラバラ。放送事故スレスレのレベルでしたが、あれで完奏できたのは当時はお互いに信頼関係があったのでしょう。

 再結成ではバンドでの演奏は見てませんが、江藤さんや池田さんは今もギターは弾いてるようですし折角だからやって貰えないかなあと思います。何よりも、吉田豪さんが10数年前に山田君にインタビューした時、「ずうとるびが仲悪かったから、その当時の事を聞こうとしても笑点の事しか話したがらない。」と言ってたので、今回山田君も入って再結成したのが不思議というか嬉しいです。さらに、山田君の代わりに入った池田さんも一緒にいて5人組になってるのも微笑ましいです。なによりも昨日見た番組では、5人組のフィンガー5が一人だけだったし、兄弟デュオの狩人が弟さんだけだったし、そういうのは寂しいですしね。

 今回のテレビ出演では、良樹さんが「いま再結成しないと誰か死んじゃってからだと遅いんで。」と言ってましたが、確かに世の中何が起こるかわかりませんので、みんな集まって歌えるうちに大騒ぎして欲しいです。昨日見た番組では「恋があぶない」と「みかん色の恋」の両方ともフルコーラスで聞けて、思ったよりはちゃんと歌ってたので大感激でした。ただし、現在の盛り上がりを考えると、昨日が今年最後のテレビ出演の可能性も…。

 なお、1975年の「NHK ヤング歌の祭典」の出演者は、西城秀樹、郷ひろみ、西川峰子、伊藤咲子、林寛子、山口百恵、桜田淳子、森昌子、城みちる、あいざき進也、豊川誕、細川たかし、岩崎宏美、片平なぎさ、アグネス・チャン、太田裕美、黒木真由美、古谷野とも子、小坂明子、大竹しのぶ、フィンガー5、ずうとるび、ジャニーズ・ジュニア・スペシャル、ザ・リリーズ、甲斐バンド、タケカワユキヒデとミッキー吉野グループ、マイ・ペース、ちゃんちゃこ、渡辺秀吉、三浜鉄平、山本明、あきいずみ、野川明美、三田悠子、アウトオブサイト、メッツ、ヤングメイツという面々。

 甲斐バンドは「バス通り」ですが、「あれっ?」というアレンジでした。見たい方は川口へゴー! しばらく行ってないですが、今も見られるはず。