今日のひとネタ

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高齢者、老人、若者、Z世代などなど

2022年01月03日 | 日記・雑記・ただの戯言
 紅白歌合戦の視聴率が過去最低だったそうで、「若者向けにシフトしすぎた」とか「五木ひろしも出さず高齢者を無視した」とかいう話があります。視聴率うんぬんよりもそもそも若者はテレビ見ない傾向なんじゃないの?とも思いますが、高齢者とか若者とかそういうことを考えてしまいました。

 高齢者というと自分の親とか祖父母とかを思い浮かべますが、祖父母はもう20年くらい前に他界し、父も亡くなって9年。と、すると「高齢者をターゲット」とかいうともはや自分のこととして考えるようになりました。

 一般に高齢者は何歳からかいうと、WHOの定義では65歳以上。一方老人は明確な定義はなく、アンケートによると70歳以上と答える人が多いとか。もっともWHOの定義が世間一般の定義ともいえませんが。

 昨年高田文夫先生のラジオ番組に伊藤蘭さまがゲストで出て、娘の趣里さんとは一緒に住んでないという話をしたところ、高田先生は「じゃあもう老夫婦だけで?」ですって。蘭さまは爆笑しつつ「あながち間違いではないと思うんですけど、それはちょっと。」と。

 そして若者はというと、こちらも明確な定義はなく20代~30代と答える人が多数。最近はZ世代という言葉も聞きますが、1990年代後半あたりの生まれの人をいうらしいです。まだ浸透してない印象はありますが、これは浸透しなくてもいいです。

 何がどうかといいますと、テレビ番組の視聴率を上げようと思うなら、テレビに親しんだ年代をターゲットにすべきで、しかも私のように高齢者に近い年代とか完全に高齢者であれば大晦日にはまず家にいるわけです。紅白の視聴率を上げようと思うなら、全部それ向けにしろとはいいませんが、その層に訴えるコーナーを作れば見る人は多いと思われます。

 その場合、今もちゃんと歌っていてステージもやってる人を出せば、視聴者は喜ぶし、テレビ局は視聴率上がるし、歌手側はCDもコンサートのチケットも売れていいことずくめ。今年もヒロミ・ゴーが出るなら、野口五郎さんも出して欲しいし、ヒロミ繋がりなら岩崎宏美さんとか太田裕美さんも出れば喜ぶ人は多いです。

 ちなみに私が昨年ステージを見に行ったのは、甲斐バンド、尾崎亜美さん、伊藤蘭さま、石川ひとみさんなど。この状況でチケット代払って見に行くくらいですから、この方々がテレビで見られるなら何を差し置いても見ます。若い歌手を出すなというわけではなく、もうちょっとバランスを取って欲しいと思う次第です。

 ところで、私のように若者ではなく高齢者でもない世代に対して、一時期「実年と呼ぼう」という動きもありました。1986年ごろですが、無理矢理盛り上げようという動きはあったものの、すぐ使われなくなりました。

 当時ラジオの「小沢昭一的こころ」で、小沢昭一さんがこれをネタにしてましたが「実年。これは『じつねん』。『さねどし』と言いたくなりますが、その時は『お』を付けてはいけません。」ですって。ま、今の若い人は知りはれへんやろなあ…。