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ドラマ「未来への10カウント」終わりました

2022年06月14日 | ドラマレビュー

 テレ朝系のドラマで先週が最終回でした。主人公の桐沢を演じるのがキムタクですが、この人は高校時代にボクシングで全国制覇してオリンピック強化選手になったものの、網膜剥離でドクターストップ、結婚はしたものの妻(波瑠)には早くに先立たれ、開業した焼き鳥屋もコロナで廃業、現在はピザの宅配で生計を立てているというなかなかハードな人生。

 そんな時、高校時代の同期で親友の甲斐(安田顕)と、ボクシング部監督であった恩師(柄本明)の画策で母校の臨時コーチをすることに。しかし高校は進学校で弱小のボクシング部は部員も少なく、廃部寸前で生徒の思いもバラバラ。

 そこに、当時マネージャーだったが今は校長になっている内田有紀、ボクシング部顧問でバツイチ子持ちの女性教師(満島ひかり)なども絡んできます。

 今では珍しいかもしれないスポ根要素もある青春ドラマで、ほとんど期待せずに見たのですが結構面白かったです。今期のドラマでは個人的には一番ですね。

 なんといっても満島ひかりのキャラが光っていて、熱い心を持ちながらそもそもが天然ボケなので、あらゆることに絶望してクールなキムタクとの対比が見ものでした。ほとんどそこの絡みだけが魅力といってもいいドラマなので、生徒たちが案外輝けなかった気はします。ちょっと村上虹郎のキャラが強すぎた感もあり。

 あとは教師役で富田靖子さんが出てたのですが、セリフも登場シーンも少なく、ほとんど無駄遣いという印象。この人が出るからには何か進行上のキーになるかとも思ったのですが、そういうことはまったくありませんでした。

 キムタクはいつものキムタクだったし、芸達者な役者さんを揃えた割には話題にならなかったので、まあ脚本が普通だったといえばそうなのかも。ちょっとサラッとしてた感じでしょうか。視聴率は伸びなかったというか低迷してたようですが、一般の視聴者というものはどういうものを期待してるのでしょうね。ドラマ自体を見る人が少なくなってきてることもあるのでしょうけど。