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沖縄だからというのじゃなく>ちむどんどん

2022年06月05日 | ドラマレビュー

 「やっぱり沖縄のドラマは受けない」とか「沖縄の描き方が悪い」とかいう話ではないのが朝ドラ「ちむどんどん」。あれは脚本がいい加減というか無茶苦茶で、個人的には一種放送事故ではないかと思うほどのでたらめぶりと思ってます。(意見には個人差があります。)

 もっとも今回の脚本家の方は過去にも朝ドラ担当したことあるし、いろんな作品も書いてるので、もしかしたら局側とか演出の方からあれこれ注文が入って妙な話にしてしまったのかもしれません。

 朝ドラヒロインというと人柄がいいのは基本で、優しい心を持っているものの逆境に立たされ、そこを忍耐力や芯の強さで乗り切ったとき、自分でも気づいていなかった才能が開花して成功を収めるというのが定番だったように思います。

 ですが、我儘な少女が自分勝手に振る舞ってもかばってくれる人がいて、いつしか周囲が彼女のペースに付き合ってくれるようになり、なんの根拠もないけど持って生まれてたらしい力を発揮して幸せになるというのがオッケーになったということでしょうか。別にそういうストーリーにするのは勝手ですが、なんかそういうのはこちらに訴えてくるものはないように思います。

 ここ10年くらいでは、世間の評価でダメな朝ドラの代表は「純と愛」、もうちょっとさかのぼると「つばさ」がボロカスに言われてた記憶があります。「つばさ」は舞台が川越だったので地元の期待が強いことはヒシヒシと感じてたのですが、今では誰も話題にする人はいなくなりました。(その名前を冠したお菓子は今もありますが。)

 ただ、私は「つばさ」も「純と愛」も見てないので、実際どこがどうダメだったのかはわかりません。私が近年の朝ドラでアカンと思ったのは「まれ」「半分、青い。」などですが、どちらも一応最後まで見ました。どちらも脚本と主役も含むキャラクター設定が不可解というのが私の評価。役者さんに罪はないと思ってますが。

 ということで、「ちむどんどん」が気になる方は今からでもご覧下さい。もしかしたら伝説の朝ドラになるかもしれません。ちなみに朝ドラの歴代最低視聴率は「ウェルかめ」だそうですが、それは前作が「つばさ」だったので一種貰い事故みたいな感覚はあります。ワースト2位が「つばさ」ということは、放送時点ではまずこちらが歴代最低になったということですし。

 NHKのドラマでも、大河はドラマ自体の評価と視聴率が必ずしもリンクしてないというか、視聴率低くても評価の高いのがあるように思います。朝ドラは割とリンクしてるようには思いますが、その辺はどうでしょう。「ちむどんどん」の視聴率はわかりませんが、私のようにダメっぷりを観察する人が多いかもしれないし。