今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

大魔神が結構面白かったり

2022年06月20日 | 映画

 「大魔神」とは映画の事ですが、時代劇専門チャンネルで4Kデジタル修復版というのをやってたので録画しました。実は前に一度録画したことがあったのですが、その時は序盤をチラッと見ただけでやめました。多分「あれ~、お殿様なりませぬ。(クルクルッ!)」というお色気がシーンがなかったのでやめたのでしょう(?)。

 それが今回見てみたら、これは結構面白いですね。どうせ子供だましのお手軽時代劇だと思ってたのですが、特撮もよくできてるし、時代劇シーンのストーリーもいいし、何より4Kリマスターの威力は素晴らしく最近の映画かと思うくらい映像も音声も良かったです。

 大魔神が大暴れするのは最後の方だけなのですが、こういう作品はやはりそこに至るまでのプロセスが大事ですね。圧政に耐えて耐えて、一矢報いようとした味方は捉えられ、魔神を鎮める巫女が斬られ、ヒロインが大魔神に自分の命を捧げようとした段階になってようやく立ち上がるというのがよくできてます。

 また、最後も大魔神が暴れに暴れて手が付けられなくなるのも迫力あっていいですね。よいこの味方として握手かなんかして帰るのだと拍子抜けですし。

 願わくば、ヒロインが身を捧げるというならポロリとやっていただくとお茶の間のお父さん受けもよかったのでしょうが、同時上映が「ガメラ対バルゴン」だったことを考えるとそれも無理かと。

 なんにしても、いいものを見せて貰いました。4Kデジタル修復版の威力は絶大ですね。


幕末で大河ドラマを作るとすれば

2022年06月19日 | 新着ドラマの話題

 再来年の大河ドラマは「シン・源氏物語」なのかと思ってたら、単に紫式部が主役だというだけの話。あの当時の作家を主役にして1年間のドラマにするなんて、私のような一般男性には考えもつきませんが、さすがに天下のNHKはやることが違います。

 紫式部の生涯がどういうものかはほとんど知りませんが、何しろ「源氏物語」という大作を書いてたので、ほとんどが自分の屋敷であれこれ妄想しながら執筆活動にいそしんでたのでは?と思います。当然電気の無い時代だし「暗くなったら寝るんです」と「北の国から」の黒板五郎のような事も言い出しそう。昼間しかドラマになりません、多分。

 ということで、そんだけ大河ドラマのネタに困っているのなら、こちらで考えてあげましょうというお節介な企画です。それも私が得意な幕末から選びましょう。

 幕末物というとこれまでにも、花の生涯、竜馬がゆく、勝海舟、花神、獅子の時代、翔ぶが如く、徳川慶喜、新選組!、篤姫、龍馬伝、八重の桜、花燃ゆ、西郷どん、青天を衝け、など色々ありました。坂本龍馬は二回も主役になってるけど、有名なのに主役になってないのは、大久保利通、伊藤博文、木戸孝允、岩倉具視、などなど。主役にならないのはそもそも人気がないせいでしょうが、大久保は大河での「翔ぶが如く」では半分主役のような感じでした。

 それで、これら以外でドラマにできそうな人物というと、まずは榎本武揚。結構エピソードもありそうですが、どうでしょうか。維新政府からすると逆賊という立場ではありますが、有能だったのでその後は要職についてるし。

 あとは山岡鉄舟という人もいて、私はこれを希望します。ただ、この人だけだとちょっとエピソードが弱いかもしれないので、「幕末の三舟」の三人でドラマを作ったらどうでしょう。勝海舟単独もありでしょうけど、前に一回やってるのでちょっと視点を変えて三人組で。

 あとは興味のあるのは清河八郎ですが、何かを成し遂げた人ではなく色々やらかした人なので大河では難しいでしょう。単発か三話くらいのドラマにはできそうですけど。他には有名だけど案外生涯を知らないジョン万次郎とかもいます。さらに幕末というよりはちょいと早いけど、間宮林蔵も見たかったり。

 近年は「花燃ゆ」で吉田松陰の妹を主役にしてたくらいなので、NHKも相当ネタ切れだとは思いますが、考えてみれば「おんな城主 直虎」もなかなかの力技でした。とはいえネタ切れということでいくと、「獅子の時代」「春の波涛」「いのち」なんかもかなり苦労が見えます。ちなみに私は「獅子の時代」は途中で脱落、「春の波涛」「いのち」はまったく見ておりません。大河ドラマそのものが低迷してた時代なのでしょうね。

 とにかく、来年の徳川家康が受けるか、案外紫式部が面白いかということに注目しておきましょう。個人的には紫式部は興味ないなあ。毎回吉高由里子の入浴シーンがあるならいいけど。


ついにCD買いました>カメカメ合唱団「人生はピエロ」

2022年06月18日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 

 カメカメ合唱団とは、Wikipediaによると「ニッポン放送のDJだった亀渕昭信と泉谷しげるが結成したスペシャルユニットである。」とあります。そしてこの「人生はピエロ」というLPが発売されたのが1973年7月だそうで、当時私は小4。兄が買ってきたものですが、このLPは家にありました。

 ただし買ったのは発売すぐではなく、翌年だったかもしれません。中学に入ってラジオを聞き始めた兄が、ニッポン放送の番組でこのレコードの事を知ったのだと思います。

 収録曲や歌のメインは亀渕さんと泉谷さんなのですが、赤塚不二夫先生作詞の「ココロのシャンソン」とか、加藤和彦さんの曲も2曲あります。そのせいか亀渕さんのボーカルは加藤さんの影響も多少あるようには感じます。

 全体にお笑いの要素が強いかというとそんなでもなく、当時問題になっていた公害問題を示唆する内容が随所に出てきたり、「2001年ポールとポーラ」なんて地球滅亡の曲なので、なかなかに深いメッセージがありそう。太平洋戦争開戦をはじめ、いろんなニュースの音声も使われていたりしてますし。

 なにしろ1973年というと「ノストラダムスの大予言」がブームで、さらに「日本沈没」がベストセラーになり、そこへ来てこのLPなので小学生男子としては「ワシが大人になるまで世界はあるのだろうか?」と漠然とした不安を感じたりしてました。

 CDとしては2006年5月に発売されてたものの、LP持ってるので買わなかったわけですが、これは他にはまったくない作風のアルバムなので手元に持っておくのもよかろうと、今回入手しました。やはりCDで聞くと音はいいですね。(当たり前)

 今回レコードの歌詞カードにあった内容もそのまま記載されており、関わった人の名前があります。目立つところでは、つのだ☆ひろ、芳野ふじ丸、今井裕、ヨモ・ヨシロー、亀渕由香、海援隊、などなど。バンドっぽい音の曲もあるのですが、あれはスペースバンドだったのですね。今になってわかりました。

 ということで、お探しだった方は普通に新品が買えますので是非どうぞ。Spotifyにはありません。


ヒルガオと聞いただけで

2022年06月17日 | 日記・雑記・ただの戯言

 

 昼顔と聞いただけで、カトリーヌ・ドヌーヴや上戸彩が不倫してワッチコンする姿を想像をする人はエッチな人です。今すぐ専門医を受診して下さい。

 私はというと、前から道端に咲いていたピンクの花が気になっていたのですが、最近ようやく名前がわかりました。もちろんスマホで撮影してグーグル先生に聞いたのですが、花の名前はほぼ100%正解が出るので画像検索は便利なものですね。あれはヒルガオでした。

 ただ、私の場合は

アサガオ→朝に咲いて昼にはしぼむ
ヒルガオ→昼に咲いて夕方にしぼむ

だと思ってたので、「朝から咲いてるのになんでヒルガオ?」と疑問が湧きました。

 これについては、「昼になっても花がしぼまないことからこの名がある」のだそうです。勉強になりました。夕方にザ~ッと降る雨は夕立ですが、朝に降っても朝立ちと言わないようなものです。(なのか?) 

 なお、ヒルガオは結構あちこちで見かけるし、小さくて色が淡くて可愛いのでみんな栽培されたものかと思ったら、地下茎が長く伸びて増殖し、一度増えると駆除が難しいため、大半は雑草として扱われるのだとか。薬草でもあるそうですが、役に立つのか邪魔なのか妙な花です。

 なお、ここ1か月くらいで画像検索で名前を知った花は、ダリア、サフィニア、オレンジリリー、ニワシロユリ、セイヨウキンシバイ、ハタザオギキョウ、センジュギク、ベゴニア、フウリンソウ、ニチニチソウ、などなど。提示された画像を見る限り多分正しいので勉強になりますわ~。Google先生、ありがとう。多分すぐ忘れるけど(笑)


80年代の水曜夜のFMラジオというと

2022年06月16日 | 甲斐バンド・甲斐よしひろ

 某所で1983年ごろのサウンドストリートの音声を聞きました。「サウンドストリート」は70年代~80年代にかけて、NHKFMで平日夜10時から放送していた音楽番組ですが、私が聞いてたのは水曜のみ。水曜の担当は甲斐バンドの甲斐よしひろさんでした。

 甲斐さんも一時お休みしてましたが、Wikipediaを見ると1983年4月から復帰して番組終了の1987年3月まではずっと水曜を担当してたようです。実はこの復帰した回は偶然聞いてました。

 というのも、1983年の4月というと私は学校の寮を出て一人暮らしを始めた頃で、一人暮らしとはいえ四畳半一間でトイレと炊事場は共同、風呂は無しという環境。テレビを持ってなかったので、夜に部屋にいるときはほぼラジオを聞いてたのですね。

 その時は、一人で部屋で片づけながらラジオを聞いてたらいきなり「翼あるもの」が聞こえてきて、「あれ?」と思ってたら甲斐さんが話し始めて、サウンドストリートに復帰したことを知ったという記憶。ただ、その記憶が正しいのかはわかりません。自分ではあれが復帰の第一回だと思ってるのですが。

 その後半年ほどしてバイト先からテレビを貰ってきたのですが、それでも普段はラジオ生活だったように思います。水曜の夜は10時からサウンドストリートを聞いて、11時台は忘れましたが、深夜零時になるとFM大阪にて「ジェットストリーム」で城達也さんの名調子を聞き、そのまま1時から「中島らもの月光通信」を聞く流れ。月光通信は初めて聞いた時は「なんじゃこりゃ?」と思ったのですが、あのなんとも言えない雰囲気と、意味不明のコントに一旦はまってしまうと毎週聞かずにおられませんでした。

 FM大阪ではその当時深夜2時から「デーヤンの音楽横丁」というのをやってて、それも音楽番組でしたが音楽とはいえなんとクラシック。とはいえ、ご隠居さんが若者にクラシックの話をするという感じで、デーヤンの語り口が好きでこちらも聞いてました。映画「アマデウス」が公開されたときは、サリエリの曲もかけてたりして。

 しかし、翌日は木曜日で普通に授業には出てたはずなので、私はこんなにラジオばっかり聞いてていつ寝てたのだろう…。


「だいじょうぶマイ・フレンド」ってどうなったのでしょう?

2022年06月15日 | 映画

 歌謡ポップスチャンネルで「70's80's JUKEBOX ~カテゴリ別 名曲プレイリスト~」というのをやってますが、「映画のうた」(アイドル映画80's)という企画でものすごく久しぶりに「だいじょうぶマイ・フレンド」という歌を聞きました。歌は主演女優の広田レオナさんです。

 この映画は村上龍が原作で本人がその監督も努めた作品ですが、私は原作は読んでおらず映画も見ておりません。映画の公開は1983年4月ですので、私は学校の寮を出て一人暮らしを始めたころです。テレビを持っていなかったので、主な情報源はラジオでしたが、私が聞いていたような番組ではこれは話題になってなかったような。

 何しろ主演がピーター・フォンダで、映画の製作中にはかなり雑誌で話題になっていました。それはまだ寮にいた頃で、友人が買ってきた雑誌であれこれ見ていたため「大ヒットの予感!」と思っていたのですが、公開後はまったく話題にならなかったのでなんか問題があって公開が中止になったのかと思ってたくらい。

 その後、翌年の映画賞で受賞した記憶もなし、テレビで放映された様子もなし、あれは一体どうなったのでしょう。DVDは出てるかと思って調べてみたら、今では新品は入手できずamazonでは中古品が21万円超という物凄いことになってました。一体なにがどうしたのでしょう??? 歌は今聞くと悪くないですけどね。


ドラマ「未来への10カウント」終わりました

2022年06月14日 | ドラマレビュー

 テレ朝系のドラマで先週が最終回でした。主人公の桐沢を演じるのがキムタクですが、この人は高校時代にボクシングで全国制覇してオリンピック強化選手になったものの、網膜剥離でドクターストップ、結婚はしたものの妻(波瑠)には早くに先立たれ、開業した焼き鳥屋もコロナで廃業、現在はピザの宅配で生計を立てているというなかなかハードな人生。

 そんな時、高校時代の同期で親友の甲斐(安田顕)と、ボクシング部監督であった恩師(柄本明)の画策で母校の臨時コーチをすることに。しかし高校は進学校で弱小のボクシング部は部員も少なく、廃部寸前で生徒の思いもバラバラ。

 そこに、当時マネージャーだったが今は校長になっている内田有紀、ボクシング部顧問でバツイチ子持ちの女性教師(満島ひかり)なども絡んできます。

 今では珍しいかもしれないスポ根要素もある青春ドラマで、ほとんど期待せずに見たのですが結構面白かったです。今期のドラマでは個人的には一番ですね。

 なんといっても満島ひかりのキャラが光っていて、熱い心を持ちながらそもそもが天然ボケなので、あらゆることに絶望してクールなキムタクとの対比が見ものでした。ほとんどそこの絡みだけが魅力といってもいいドラマなので、生徒たちが案外輝けなかった気はします。ちょっと村上虹郎のキャラが強すぎた感もあり。

 あとは教師役で富田靖子さんが出てたのですが、セリフも登場シーンも少なく、ほとんど無駄遣いという印象。この人が出るからには何か進行上のキーになるかとも思ったのですが、そういうことはまったくありませんでした。

 キムタクはいつものキムタクだったし、芸達者な役者さんを揃えた割には話題にならなかったので、まあ脚本が普通だったといえばそうなのかも。ちょっとサラッとしてた感じでしょうか。視聴率は伸びなかったというか低迷してたようですが、一般の視聴者というものはどういうものを期待してるのでしょうね。ドラマ自体を見る人が少なくなってきてることもあるのでしょうけど。


ふ~む、「太平記」が室町時代でしたか>大河ドラマ

2022年06月13日 | ドラマレビュー

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を結構楽しんで見てます。鎌倉時代というと近現代の歴史に比べて資料が少なく、私のような幕末・維新オタクからすると「ケッ!」という感じですが、今回の脚本はそこを創作の余地として使ってて今のところ成功してるのではと思います。

 それで、鎌倉幕府が主に13世紀の話として、大河ドラマでよく出てくる信長とか秀吉の時代は16世紀後半。その間の200年以上はどうなってたの?というと、当然室町幕府というのがあります。大河でその時代を描いた作品はあったのかと思ったら、1991年の「太平記」というのがそうでした。

 原作は吉川英治作品で主役は足利尊氏。足利尊氏の挙兵から鎌倉幕府滅亡、建武の新政、南北朝動乱を経て尊氏の死までを描くものだそうです。主演は真田広之だったそうですが、今となってはまったく世間の話題に上らないので不人気だったのかもしれません。

 ただし、この作品は前半がまだ鎌倉時代だったそうで、室町時代を正面から描いたものは1994年の「花の乱」が初。これの主人公と主演女優を即答できる人は上級者です。私はこんなドラマがあったのはまったく知りませんでした。正解は主人公が8代将軍足利義政の妻である日野富子、主演は三田佳子です。

 ただしこのドラマは、2012年の「平清盛」に抜かれるまで大河史上最低の視聴率、すなわちワースト1だったとか。たしかに日野富子と聞いても「誰?」と思うのですが、そんなに嫌わなくていいじゃないの?と、研ナオコのような事を言いたくなります。まあ、そもそも面白くなかったのでしょうね。私は見てなかったのでわかりませんが。

 折角鎌倉時代の成立のあたりを今回のドラマでちょっと理解したので、その流れで室町幕府の事も知りたくなった人は多いことでしょう。その大河ドラマ「花の乱」というのはDVD-BOXセットが出てて全話見られますね。興味のある人は是非どうぞ。私は遠慮しときます(笑)。


14歳から考えたいアメリカの奴隷制度/ヘザー・アンドレア・ウィリアムズ

2022年06月12日 | ブックレビュー

 

 先日ドラマの「ルーツ」を見たこともあり、奴隷制度についてもっと深く知りたいと思い読んでみました。これは今年の2月に出た本で、著者はペンシルベニア大学の教授。

 本のカバーには「17世紀から19世紀半ばまで、アメリカの発展は奴隷の労働力を搾取することでもたらされた。その傷は癒えることもなく、奴隷廃止から160年がたつ今も、社会の分断を引き起こす。」とあります。

 「14歳から考えたい」とある通り、かなりわかりやすい言葉で書かれており、人名や事件については同じページの上の欄に注釈があるのでかなり親切な本です。当方58才、一般男性ですがおかげでスイスイと読めました。

 私は奴隷制度というと、つい「ルーツ」の世界とリンカーンによる奴隷解放宣言のあたりだけ考えてしまいますが、この本では1441年の大西洋奴隷貿易の話から始まります。それはポルトガルのエンリケ王子の命によって西アフリカの海岸へ向かった船の記録から。奴隷制度がアメリカの発展を支えたのは確かですが、アメリカだけの話ではないんですね。当たり前ですが。

 さらに奴隷制度というと、それぞれが好き勝手に始めたのがズルズルと続いたかと思ったら、その時代によって法律でも細かく制度が決められていたのですね。

 そもそもアメリカの独立宣言には「すべての人民は法のもとに平等である」と謳われており、それを基に奴隷制度の廃止を訴える動きももちろんあったのですが、ある時は法律によって、ある時は宗教的に、ある時は科学的に、とにかく黒人は白人より劣っており、奴隷として使われることが天の真理であるかのごとく主張する説が時代が変わっても出てくるので、読んでいると本当にムカムカ来ます。

 当初は先住民族を奴隷にしたこともあったのが、報復を受ける恐れや様々な問題もあってそれは法律で禁止して「奴隷は黒人のみとする」ということを定めたことも知りました。アフリカ人であれば土地の事をよく知らず、逃げ帰る家もなく、報復を仕掛けてくる家族もいないので、連れてくるのに金はかかるが面倒は少なかったということなのですね。

 とにかく、いかにこれまでの自分の知識が浅かったかというのを思い知ったのでした。14才というと中学生ですが、これは中学校の夏休みの課題図書にして欲しいものです。私なんぞはますますアメリカ人が嫌いになりました。お勧めの本です。


まったく、ミリだとかインチだとか

2022年06月11日 | ギターと楽器のこと

 

 私のギターはブリッジとテールピースが一体化しているタイプなのですが、問題はそれをボディーに取り付けるスタッド。

 一昨年にブリッジを新しくしようと思って買ったら、そのスタッドがインチ規格でした。ギター自体は国産なので、スタッドを取り付けるネジ穴はミリ規格なのですね。そのため付属してきたスタッドが穴に入らず。

 仕方ないので色々手持ちの機材を組み合わせてボディーに固定してたのですが、今回サウンドハウスでミリ規格のスタッドを発見し、ようやくまともに使えることになりました。

 このタイプのブリッジは、弦を一旦ネック側からボディエンド側に通してからグリッと折り返してヘッドにあるペグに巻き付けるタイプなので、ブリッジごと裏返すような力が働きます。なのでどうしてもブリッジがおじぎしてしまうのですが、このスタッドにはブリッジがキッチリはめ込むスペースがあってツバまでついてるので、比較的まっすぐになるのですね。

 さっそく試してみたら、おじぎは最小限で音も抜けが良くなった感じ。無理やり袴をかませて固定してた時は弦高の調整が不可だったのですが、今回は自在にできるようになりました。

 私のギターはB.C.Rich Eagleの国産コピーモデルで、オリジナルも含めて今はこのギターを使ってる人は少ないのですが、ギブソンのレスポールJrとかもこのタイプのブリッジなので、一定の需要はありそう。

 ということで、ミリとかインチの話でした。1インチが何ミリなのかはいまだに知りません。