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共産党、志位委員長「憲法に縛られているという自覚がない総理大臣にはお引取りいただくしかない」

2016-05-28 17:24:18 | 政治
 野党の動きを少しでも広めようというシリーズの一環として、今回は共産党の志位和夫委員長の発言を紹介する。今月22日、JR名古屋駅前における街頭演説での発言である。(引用は、朝日新聞電子版より)


《32の参院選1人区での野党統一候補がすべてで実現する見通しがついた。正直に言うが、この方針を提案した際、ここまで(野党共闘が)前進できるとは想像していなかった。うれしい「想定外」だ。香川県では共産党の候補に一本化する方向になった。選挙共闘、いよいよ力が入る。32全部で自民党を打ち負かしたい。
 最近、(行政の長である)安倍(晋三)さんが「私は立法府の長だ」と言っている。びっくりだ。この発言がもし勘違いなら、繰り返し言っているので、お粗末な総理大臣ということになる。もし本気で言っているのなら、気分は独裁者ということになる。(立法、行政、司法の三権がそれぞれ独立するという)三権分立の否定になる。自分が憲法によって縛られているという自覚がない人が、総理大臣をやっている。こんな恐ろしいことはない。このような救いがたい人物にはお引き取りいただくしかない。》


 ここで語られるとおり、野党共闘は、参院の32ある一人区のすべてで決定、もしくはほぼ固まっているという状態にある。すべての一人区で候補の一本化ができるとは私も思っていなかったし、メディア関係者や政治評論家の多くもそうだろう。全国各地に市民連合ができているが、この市民団体の動きが野党共闘をここまで進展させたのである。このエネルギーで、既得権益とそれにつながる組織票で固められた自公政権の傍若無人な振る舞いになんとか歯止めをかけたいものだ。