当ブログは、日ごろは政治系のジャンルを中心に投稿しているのだが、ときどき音楽ネタも扱っている。
それならいっそということで、今回は、音楽ジャンルに投稿してみることにした。なるべく多くの人に現在の政治状況に関する議論にくわわってもらいたいという思いからだ。なにかのきっかけでこの記事を見てくださった方が、政治について考えるよすがとなればさいわいである。
さて、今回は Joan Baez の Carry It On という歌について書きたい。
この曲は、ドキュメンタリー映画のテーマ曲として知られる。
舞台は、公民権運動も盛んな1960年代のアメリカ。フォークシンガーであるジョーン・バエズの夫デヴィッド・ハリスは、徴兵を拒否したことで、連邦警察に逮捕され、有罪判決を受けて収監されてしまう。その解放のために、ジョーン・バエズは敢然と立ち上がる。その活動を描いた映画“心の旅”のテーマ曲である(ちなみに、この映画の原題はそのまま“Carry It On”)。
オリジナルはカントリーふうのアレンジで、それはそれでよいのだが、私のおすすめは68年ニューポートフェスティバルのようなギター一本の弾き語り。そのサウンドには、神々しささえ漂っている。
歌詞はこんな感じ。
私のそばを 歩く人がいる
私のうちで 語る声がある
私のうちで 語りかける声がある
歩き続けて
歩き続けて
彼らは空疎な物語を語るだろう
猟犬をけしかけ
私たちを牢獄におしこめるだろう
だけど
歩き続けて
歩き続けて
もうこれ以上歩けないというときは
兄弟たちの手をとって
ひとつの勝利は
新たな勝利を生み出す
歩き続けて
歩き続けて
この歌は、あたかも、沖縄で反基地闘争を続けている人たちにむけて歌われているように私には感じられる。
“抑止力”という空疎な物語を語り、機動隊を送り込み、反対運動の参加者を逮捕するなど弾圧を繰り返すこの国の政府――ベトナム戦争当時のアメリカとなんら変わらない強権的な政府に、多くの人たちが抵抗している。Carry It On は、半世紀の時を超えて、まさにそんな人たちへのエールのように響いてくるのだ。
それならいっそということで、今回は、音楽ジャンルに投稿してみることにした。なるべく多くの人に現在の政治状況に関する議論にくわわってもらいたいという思いからだ。なにかのきっかけでこの記事を見てくださった方が、政治について考えるよすがとなればさいわいである。
さて、今回は Joan Baez の Carry It On という歌について書きたい。
この曲は、ドキュメンタリー映画のテーマ曲として知られる。
舞台は、公民権運動も盛んな1960年代のアメリカ。フォークシンガーであるジョーン・バエズの夫デヴィッド・ハリスは、徴兵を拒否したことで、連邦警察に逮捕され、有罪判決を受けて収監されてしまう。その解放のために、ジョーン・バエズは敢然と立ち上がる。その活動を描いた映画“心の旅”のテーマ曲である(ちなみに、この映画の原題はそのまま“Carry It On”)。
オリジナルはカントリーふうのアレンジで、それはそれでよいのだが、私のおすすめは68年ニューポートフェスティバルのようなギター一本の弾き語り。そのサウンドには、神々しささえ漂っている。
歌詞はこんな感じ。
私のそばを 歩く人がいる
私のうちで 語る声がある
私のうちで 語りかける声がある
歩き続けて
歩き続けて
彼らは空疎な物語を語るだろう
猟犬をけしかけ
私たちを牢獄におしこめるだろう
だけど
歩き続けて
歩き続けて
もうこれ以上歩けないというときは
兄弟たちの手をとって
ひとつの勝利は
新たな勝利を生み出す
歩き続けて
歩き続けて
この歌は、あたかも、沖縄で反基地闘争を続けている人たちにむけて歌われているように私には感じられる。
“抑止力”という空疎な物語を語り、機動隊を送り込み、反対運動の参加者を逮捕するなど弾圧を繰り返すこの国の政府――ベトナム戦争当時のアメリカとなんら変わらない強権的な政府に、多くの人たちが抵抗している。Carry It On は、半世紀の時を超えて、まさにそんな人たちへのエールのように響いてくるのだ。