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動物の権利とは 動物愛護 業者愛護 幼稚性を好む消費者愛護?

2017年12月05日 | 最近のニュースから

子犬・子猫の販売規制、欧米並みなるか 「8週間」検討

日本も2013年施行の改正動物愛護法で、生後56日以下の犬猫を、販売目的で生まれた環境から引き離すことが禁じられた。しかし現時点では「49日齢規制」にとどまる。法律の付則で施行後3年は「45日」、それ以降は「別に法律に定める日」まで「49日」と読みかえることになっているためだ。ペットショップやペットフード会社などが作る業界団体や一部国会議員が、より幼い動物を好む消費者ニーズを挙げて「売り上げが減少する」、「生産コストが増加する」、「科学的根拠がない」などと反対したうえで、ペット業界が対応可能なのは「45日齢規制」だと主張し、激変緩和措置として妥協案が採用されてしまった結果だ。(朝日新聞デジタルより)

 

太字にした個所は、この記事を書いた記者の私的意見かもしれないが

大いに頷ける話だ。

 

私の妻が書いたブログ

渋谷のゴールデンレトリバー マリー日記

に寄せられたコメントで

「子犬の時が一番かわいいですよね」という内容のがありました。

 

妻も私も声を揃えて「それは違う!」と言ったことを覚えています。

「人間の赤ちゃんと暮らすゴールデンレトリバーです。1歳になりました。
お婿さん見つけて子供欲しいな。」
と綴ってから5年

マリーは6歳になりました。

月日が経つにつれ、より魅力的になっていくマリー。

 

「ワインと女性は熟成するほどよくなる」と誰かが言っていました。

「女性」とすると性差別につながってしまうので、「人間」と置き換えたほうが良いのかもしれません。

妻は年を重ねるごとに素敵な女性になっていきます。

 超能力?北朝鮮 ミサイルを感知?我が家の愛犬マリー セラピー犬

 

子犬、子猫の販売規制を論じる前に

犬や猫が本当に好きであれば、45日だろうと56日だろうと関係ない、2,3カ月待てませんか?

動物だって私たち人間と同じように、感情もあれば肉親の情というものもあるはずです。

 シカ思いの踏切、近鉄導入 悲しむ親ジカ見て…社員発想

 「監視カメラには衝撃的な映像が残されていた。夜間、親子のシカが線路を渡り、子ジカ3頭のうち最後尾にいた1頭がはねられた。親は約40分間、その場を離れずに倒れた子ジカを見つめ続けていたという。」(朝日新聞デジタルより)

その例を挙げるまでもなく

「断腸の思い」の語源由来を考えれば容易に想像できることです。

 

さらに冒頭の記事で驚いたことは

生後50~56日で分離された子犬・子猫と生後57日以降に分離された子犬・子猫で、問題行動を起こす割合に統計的な差があるかどうか。検討会は5年で約1億1千万円かけ、同省が委託した研究について議論し、12月中旬に妥当性に関する意見をまとめる予定だ。(個人名 団体名省略)

 

科学的根拠を求めることは重要だが、動物の一生を決められるほど人間は偉くなったのか?

そういった業界への配慮は必要だが

そもそも一億円もかけて議論するような話なのだろうか?

動物愛護なのか業者愛護なのか、はたまた幼稚性を好む消費者愛護なのか

言葉の定義から始めるべきではないだろうか。

 

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