中1殺害 棒で殴られたあと刺されたか(NHKニュース&スポーツ) - goo ニュース
先日ある映画を見ました。
子供が他の子供の首を絞めているシーンがありました。
さらに場面がかわって、鈍器で撲殺も。
ハリウッド業界の裏を皮肉ったコメディ映画と思って観に行ったのに
そんなシーンを見せられとても気分が悪くなりました。
私は人や動物が死ぬシーンや
バイオレンスには嫌悪感を抱いています。
映画でも小説でもサスペンスやミステリーというと
ほぼ必ず人が死ななければなりません。
それも1人や2人ではなく。
殺人のどこが楽しいのでしょうか?
バイオレンス的な映像や小説がなくても太古から人は人を殺してきました。
何故人を殺すのか?という問いや極限的状況における人間の心理を
解明しようとする姿勢は大切なことでしょう。
しかしながら、極限的状況に追い詰められたとしても、全ての人間が他人を殺すわけではありません。
夜と霧ーードイツ強制収容所の体験記録
筆者(1905年生まれのユダヤ人精神科医)は、自らのナチス強制収容所体験で
極限状況下の人間の行動、心理を冷静に観察し、次のように述べています。
「この世には二種類の人間がいる。品位ある善意の人間とそうでない者だ。」
どんな状況であれ(職業は別ですよ、例えば軍人や死刑執行官など)
人間としての尊厳を失わない人には、頭の中に殺人という選択枝はないでしょう。
中学生、高校生が殺されたり、殺したり
毎日のように新聞の社会面で悲しいニュースを目にします。
殺人の低年齢化は
ゲームやマンガのバイオレンス的要素だけが要因ではありません。
映像、本など全てのメディアにバイオレンスが溢れているからではないでしょうか。
空想はいつしか現実となります。
フィクションとはいえ、次から次へと公開される映画や小説で
毎日どれだけの人間が殺されているのか?
表現の自由とは別に、考え直す時期に来ていると私は考えます。