おととい、 「 テルマエ・ロマエ 」 を見に行きました。
お金は無かったけれども、見たい映画だったから。
新聞の新刊マンガの紹介欄で見かけて気になり、
読んでみたいと思っていたら、
映画化されるという事で、書店では見つけやすい所に平積みされていて、
映画の宣伝映像も流されていました。
買って読んでみたら映画も見たいと思いました。
で、女性割引の日に2度程映画館へと行ってみましたが、
いずれも特に女性客が一杯いて、こりゃあ無理とあきらめて帰りました。
ひと月後か上映終了すれすれの時期を待って行こうかとも思いましたが、
やはり気持ちが冷めないうちに見たいので、
二度目に失敗した次の日に正規の金額で見に行く事にしました。
そしたら会員割引の日だったので、
結果として割引金額で見る事ができたのでした。
観客も入場失敗した日よりは少なくて、
早めにカウンターへと行ってチケットを買ったので楽に入場できました。
会員割引の日だとは知らなくて期待もしていなかったので最初の得した気分でした。
ところが上映が始まって数分後でしたでしょうか、
阿部ちゃん扮する主人公ルシウスさんが失業して憤懣やるかたなく、
元気づけようとする友人に誘われてローマ市内の浴場の建物に入ろうとする所で、
画面が緑一色になってしまいました。
観客みんながザワザワしだして、後ろを向いて映写機を見たりしていました。
そのうち、一人のオジサンが異変をスタッフの人達に知らせに行き、
いかにも昔のハリウッドの史劇物でもやっているような、
説明調の始まりからもう一度見られる事になりました。
その最初の説明からすると、古代ローマは周辺の広大な地域を治めていて、
その属州と呼ばれる場所からも様々な民族の人達が流れ込んで来ていたようなので、
主要人物が日本人でもそう違和感無いのかもしれないし、
主要人物だからイタリア人のエキストラの人達からも浮き上がった方がいいんだろうしとも思いました。
帝位後継者候補のケイオニウスさん役の北村一輝さんですが、
原作マンガの中で圭介という名の、旅館の跡取りのドラ息子が出て来て、
主人公のルシウスさんがケイオニウスさんにそっくりなので驚くという場面があるのでした。
その圭介さんの顔立ちときたら、これまた北村さんにもそっくりで、
それでキャスティングされたんじゃないかと思ったのですが。
映画の中で、日本人は 「 平たい顔族 」 と呼ばれているのでした。
ルシウスさんは最初見下して、
何でローマ帝国が負けているんだと嘆いたりもしていたのでしたが、
お風呂を通じての数々の時空を超えた冒険と交流を通して、
最後はお互いに協力し、尊敬し合えるようになるという感動物語になっていました。
上戸彩さんがバツイチとなった主人公と絡む、
現代日本のマンガ家志望の女の子役を演じていましたが、
最後に自分の経験をもとに描いたと思われるマンガを編集部へと持ち込みしていました。
あのマンガ、実際は原作者のヤマザキ先生が描いたんでしょうか?
マンガ家志望の女の子がルシウスさんを見て、
北斗の拳の主人公かと思ったというネタもあって面白かった。
う~ん、それから映画では出て来んだろうと見ていた、
子宝を望むあまりルシウスさんの奥さんがルシウスさんの心身を圧迫するような、
祭壇へのお供え物をしていたり、
日本の金精様祭りへと、妙なお守りを首から下げたルシウスさんが出くわしてしまい、
ご神体と間違われて、お祭りの参加者に襲いかかられたりという場面もありました。
ワープの場面では、
ワープする人が 「 わー! 」 とか叫んだ後で、
イタリア人オペラ歌手と思われる人が歌っている場面にすり替わっていたのと、
箱の中に水と人形入れて掻きまわして撮っているのがバレバレの映像だったのも笑えました。
上映終了後帰ろうとすると、
スタッフの人達からお詫びのタダ券らしき物をもらえました。
そこまで期待していなかったので、2回目の得した気分になりました。
ところで、観客の中には、私よりも年上のオバサン達が連れ合って来てんじゃないかと
いうのを何組か見かけました。
これって、私と同年代の人達が、ジャニーズの中堅所とか20代後半から30代の俳優さんに
好感を持って眺めているのと同じ感覚?
阿部ちゃんがまだ男性版ノンノのモデルから俳優になったばっかの頃から目を付けていた、
元お姉さん達だったとか?
それとも北村さんが目当てだったのかな?
阿部ちゃん、 「 まさか自分にこの役が来るとは思わなかった。外国の俳優使うと思っていた。 」
と言っていたらしいのですが、
多分、 「 はいからさんが通る 」 で外人の血が入っている人の役OK。
とか、 「 バブルへGO!! 」 でタイムスリップ物OK。
他にも 「 トリック 」 で真面目な顔しててもコメディ成立とか、
「 坂の上の雲 」 で壮大なスケールの歴史物OKとかもあるんだろうけど、
やっぱり今までの仕事が繋がって来ているんだと思いました。
私の場合は、今までの経験が結果として今度は何の仕事に繋がるんだろうな~?
来週からまた職探しを再始動しようと思っていますが ―― 。
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「 猫さん達の公会堂 」
今日のタイトルは 「 やっとこ寝子になって来た :☆: 」 です。