ここは静岡県伊豆地方のとある所。自然と日々の暮らしの中で感じた疑問等を書いて行くバラエティ・ブログ。
こんな風に刈り終わった田んぼの
隅っこや土手。
小さな川の両岸、
道路の縁で割りと頻繁に見かける。
ピンクの一つひとつは小さな花。
それが茎の先にいくつも付いている。
群生している事も多い。
ホトケノザという名の花。
春の花だと図鑑などには
分類されているのに、
秋にも咲いているのを
毎年見かける。
真冬に咲いてる時もある。
それでも寒そうには
咲いてない。
もう一年中咲いている。
可憐な姿に似合わぬほどの
強靭な生きる力が宿っている草。
9月30日の記事で
見つけるのに苦戦していた
女郎花。
山野草好きの人ん家の庭か
植物園でしかもう見られない
カテゴリーに入れていたら…。
丁度1週間前、
とある踏切周辺の空地に
荻やセイタカアワダチソウと
一緒に生えていた。
何でこんな場所に一本だけ?
藤袴と一緒で探している時は
なかなか見つからなかったのに、
全く意外な場所でポッと
出会えたりする。
実際に近くにある同士で
見てみると佇まいが全然違う。
うっ…美しい
尊い…高貴過ぎる。
どんなに称賛しても
称賛し足りない。
場所は覚えたので
来年はすぐここに行ってみよう。
その時は株が増えてるといいな。
山間の集落内を流れて行く川。
川端にある田の稲は
とっくに刈り取られて
また伸びた穂に実が付いている。
川を挟んだ向こう側は
山の登り道になっていて、
川との境では
漆科の木が紅葉していた。
漆科は紅葉が早いそうで、
実ももう茶色くなって乾いている。
晴天が続く中での2日連続雨は
長く感じてしまう。
今日も曇のち雨のよう。
明日はカラリと晴れてほしい。
そして青空に映える
紅葉が見たい。
黄色と青は苦労なし。
「気が付けばそこにあった」
のノリで見つかったというのに。
赤い実が…何故か赤い実が、
一番簡単に見付かりそうな
赤い実がなかなか
見付かりませんでした。
そんなある日、
こんな所でまだ萩が咲いてる?
と近付いたら
クコの花だった。
そこからが私の幸運の始まり。
業務スーパーからの帰り道、
行きとは別の道を通ったら
冒頭の実が沢山なってる
小さな木が用水路の縁で
目にとまりました。
9月に通った時にはこんなだったのに。
暑過ぎたのと早く実になり過ぎたからか
貧弱に見えてたのに。
今回の再会では
最盛期を迎えてた!
業務スーパーでは乾燥させた
クコの実が売っていました。
その時は買いませんでしたが、
買っときゃ良かったかな?
これって、
杏仁豆腐の上に乗ってる
ドライフルーツだよね!
9月8日 葛
15日 すすき
17日 萩
30日 女郎花
…で途絶えてしまっていた
秋の七草探し。
藤袴は女郎花と一緒で
楽寿園にある事はあったけれど、
花はまだ咲いていませんでした。
その後、楽寿園以外の場所で
出会えないかと気にかけては
いたけれど願い叶わず。
11月に入ってもう諦めようと
思っていたら、
裾野市に出かけた時に
道端の花壇で偶然見つかりました!
ヒヨドリバナやシモツケソウに
似てるけど、葉っぱは見分け方の
説明とピッタシ。
他の花達に埋れて見落とし
そうな所なのに
運良く見つかったのでした。
小学生の頃、
学校で一人ひとりに種が配られ、
鉢と土も支給され、
そこそこまで育ったのを
夏休みに家に持って帰った。
夏が終わると枯れてた。
そういう植物だと思っていた。
今みたいに野生化して、
涼しくなってもいつまでも
咲き続けている株を
見かける事は無かった。
〈ここの所数年間、毎年秋になると、
この青もしくは青紫の品種が
気になります。〉
と、2007年10月の記事に
書いているので、
2000年代に入ってからよく
見かけるようになったのだろう。
今年もこの色の朝顔が元気だった。
雑草や雑木が生い茂って
ジャングルみたいになってる中、
更に覆いかぶさって
まだまだ花の盛りと
咲き誇っていた。
一旦天気が崩れて
雨や曇りの日が続くと、
もう晴れの日なんて
来ないんじゃないかと
思ってしまうくらいの
秋雨の暗い雰囲気。
でもまた晴れると
こんな景色が目の前に
出現する。
河原端で見た
本当に秋らしい風景。
近くで見た荻の穂は
綺羅綺羅艶々房々総総。
あまりの見事さに
しばらく見とれていた。
日本の秋は平和だ。