今日はお客様のご自宅までコーヒーの配達です。15年以上も前からコーヒーを買っていただいている方で非常にお話が面白いのでいつも長居をしてしまうのです。そんなお客様の昔話はいつもゲラゲラ笑ってしまう話ばかり。今日は週戦後間もない昭和25年くらいのお話をしてくれました。東京の神田の周辺で育ったお客様は進駐軍の将校が街の子供たちにガムやキャンディー、チョコレートなどを道端に投げてくれるのだがいいところ育ちだったので道に落ちたものを拾うことに非常に抵抗があって、ボ――っとその様子を見ていた時に将校がジープから降りてきて手渡しでチューインガムをくれたので、そのことを家に帰って祖母に話したところ、捨てなさい!!『腐っても鯛じゃ!』と言われたそうです。
息子が2人も戦死しているのが原因じゃないかと言っていましたが、明治生まれの日本人の気概を感じる良い話だな~と思った。
また少し時代が進んで昭和30年代の神奈川県の瀬谷にある米軍キャンプでのお話。そのお客様は米軍に基地に出入りを許されているお方でそこで働いていた日本人の料理人のオヤジのお話。基地で独立記念日の時は七面鳥の丸焼きなどを大量に調理するのだがどうしてもそのオヤジは家族にこんな旨い物を食べさせたいとの一心でキャンプゲートの検問で身体検査をすり抜けるためにその七面鳥を股間にぶら下げてゲートを通過したという。モノがなかった時代の日本人は皆懸命にいきていたんだなーと笑いながらも少し感動しました。
少しはコーヒーのお話。今日注文のあったブルーマウンテン№1はやはり最高の品質のコーヒーだと。香りや風味がやはり違います。まず欠点が無いコーヒーです。それだけ高いというのも納得の味。
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