キャンカー生活も夏の間はいいが、寒くなって来ると床のエンビシートが冷たく感じる。
ジルを購入した最初の年は、適当な小さなカーペットを敷いていたが、少し恰好が悪いので、どうしようかと考えた。
簡単なのは、床の型紙を取って内装屋さんに発注するのが早い。費用は掛かるが、生地を決めれば後はおまかせで製作してくれる。
僕もそれで頼もうとしたが、ジルにはエントランス近くに床下収納がある。
内装屋さんに頼むと、床下収納の上にカーペットを敷くようになる。
床が完全にフラットなら大して気にもならないが、床下収納部分は微妙に凸凹がある。
色々考えたあげく、床にはタイルカーペットを敷くことにした。
タイルカーペットは、オフィスビルの事務所の床によく貼る材料で、安い割りに見栄えがいいし、足音もしにくい。部分補修もOKなので盛んに使われる床材だ。
タイルカーペットの種類は色々あるが、僕がホームセンターで求めたのは、大きさは50×50cm で厚みは4.5mmで価格的には300~400円/枚程度。
表がパイル生地(右)で裏は合成ゴム(左)になっている。
キャンピングカーは狭いので、ZiL 520の場合は7枚で済んだ。
貼り方は、大判は置くだけで動かないが端部は切断したものを使うので、所々に両面テープで止めてやる。
タイルカーペットの裏は合成ゴムで意外に重いのでキチンとはめ込んでしまえば、簡単には動かない。
カーペットには生地の目があるので、一枚毎に向きを90度変えるほうが貼った後綺麗にみえる。
面倒なのは、入り組んだ場所等は型紙を作ってそれに合わせてカーペットを切った。
切断のコツは、下敷きを敷いて、カーペットを裏返しにして定規を当ててカッターで2~3度線を引くようにすれば切れる。
細いところも手抜きをしないでやれば、完成後は見栄えもよくなる。
床下収納部分の床板は、タイルカーペットを敷いたときに段差ができないように、9mmのベニアにコンパネで補強した。(9mmのベニヤ単体では踏んだときにしなる。) カーペットは上から置いているだけでずれない。
汚れたらその部分だけ交換すればいいとの思いで1ケース(16枚入り)を購入して、最初に7枚使用したが、5~6年経ったがいまだに一枚も張り替えることなく済んでいる。
タイルカーペットの長所は、入手しやすい、1枚の単価が安い、張替が簡単、運搬がラク、扱いやすい、部分的な張替が可能、そして掃除が楽だということ。
床のサイズに合わせて、カットすることができるのが最大のメリットだ。
必要な部分にだけ張ることやR形やコーナーの位置にピッタリと合わせることができる。
これを貼れば、冷たい感触から逃げられるので、おすすめの快適化だ。
快適化はこちらに沢山あります。
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