ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

キャンピングカーと趣味について気ままな生活のブログです。

ひとり暮らしの母からの頼まれ事

2017-11-26 | ★日記

ひとり暮らしの母は85歳、僕の家から実家までは約25kmの距離だ。
2週間に一度、母をスーパーに買い物に連れて行く。
僕が長旅で出ている時は、カミさんが僕の代わりをする。

父が亡くり、ひとり暮らしをするようになってもうまる7年になる。
そんな母からの頼まれ事は、家の境界に植えているマキの樹の剪定。
これは、夏からの頼まれ事で、天気が良さそうなので行くことにした。 

実家に着いて、カミさんからの頼まれ物を母に渡す。
これはカミさんの配慮で近所の友達が遊びに来たときのお茶菓子。
コーヒーを飲みながら、親戚の話を聞く。僕から直接親戚に連絡することは殆どない。
親戚づきあいは、まだ母が行っている。

マキの木は、10年以上前に父母が一緒に植えたもの。
植えてからは、父が剪定していた。
父が亡くなってからは母が手の届く範囲だけ剪定している。
パッと見は悪くもないが、7年間のブランクは長く、樹がやたら大きくなっている。
それを一日かけて剪定して、僕の背の高さで頭をそろえた。 
来年の剪定は少しは楽になるだろう。

母はヒザが悪く、年を追うごとに悪化している。
買い物に行けないので、週に一度デイケアサービスで買い物に行ってもらう。

そんな足の悪い母だが、楽しみは庭仕事や家庭菜園。  
小さいながらも道路を挟んで家が2軒ある。
家の回りの草取りなどの日頃のメンテは母が行っている。
これが唯一の楽しみになっているようなので、僕もうるさく言わない。
近くに頼る者もいないので、母からの頼まれ事はどんなことでも忘れないようにしている。

父が生きていた頃は、夫婦で家の事や畑仕事をするのが好きだった。
亡くなった父は、ある意味頑固おやじで中々自分の主張を曲げない人だった。
母は全てハイハイと父の言いなりだった。
僕は子供の頃に、母は何で文句を言わないのだろうと思っていた。
父が亡くなってからの母は、よくしゃべるようになった。
今は何が楽しいのか分からないが、毎日自由気ままな生活を送っている。
長年住み慣れた土地と、近所には話友達が数人いる。
以前、その友達の一人が亡くなって、母はとても寂しそうな顔をしていた。

今は足だけでなく目も耳も弱っている。
息子の僕が見ても、毎日一生懸命に生きている姿は美しくも見える。
僕が自由気ままなキャンカー生活が出来るのも、こんな母がいてくれたからだと思う。
母の為に、出来ることがあれば何でもやってやりたいと思う。

 

 

コメント (4)
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