新しい年が明けて間がないが、早々にブロ友さんからブログに書込みがあった。
寒くなってサブバッテリーが持ちそうにない、FFヒーターが勝手に止まってしまったと冬に多く発生するトラブル。
今日は、FFヒーターが止まってしまった場合の対処について。
うちのジルにはベバストのFFヒーター AT 2000STという軽油を燃焼させるヒーターが付いている。
ジルのエンジンの軽油を使って燃焼させるので、大変便利で燃料の使用量も少ないが、時々オーバーホール(OH)をして内部をきれいにしてやる必要がある。
取扱説明書には2,000時間程度使ったらOHするように書かれているが、アワーメーター等が付いてないので、実際今どれくらい使っているか等分からないのが実情。
その為に、多くがFFヒーターがトラブって止まってから気がつく事が多い。
ベバストのFFヒーターの内部構造
コントローラーは最近になって色々出てきたが、以前のタイプはこれが多かった。
うちのジルのを写真に撮ったものだが、トラブって停止するとコントローラーの真ん中が点滅して異常を知らせる。
最近のものはエラーコードが直接表示されるものもあって分りやすい。
余談だが、FFヒーターの温度コントロールが見にくいのでよく使う範囲を針と目盛りを付け加えている。
仮に付けたつもりがそこそこ長くなった。
FFヒーターがトラブルと、短く5回点滅した後 長く点滅する回数によってエラーコードが設定されている。
例えば長く2回点滅した場合は、F02を見る。
F02を見ると、作動中に火が消える → ヒーターのスイッチを最低2秒間切る。そしてヒーターのスイッチを入れるとある。
ネットでエラーコードを探したが、2種類とも同じものなので分かりやすい方を見ればいいと思う。
色々やってみて、エラーが解除できない場合がある。
その場合は、
1 コントロールスイッチを最大にして、電源のヒューズを抜く。
(FFヒーターはバッテリープロテクタを経由してないのでヒューズを抜くかコネクターを外すしかない。)
2 15分くらい放置する。コントロールスイッチをオフにする。
3 ヒューズを入れる。
4 コントロールスイッチを最大にする。
これでリセットが掛かるので、動くかも知れない。
寒い冬の明け方など、サブバッテリーが一番弱っているときにFFヒーターをつけると、起動時に瞬間的に10A程度流れるので、電圧低下エラーで停止してしまう事もある。
旅に出ていて寒い冬の朝にFFヒーターが点かないのは辛い。
それを避けるにはやはり早目のメンテナンスが必要だと思う。
FFヒーターを自己責任でOHした記事はこちら
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