うちの居間のエアコンを取り換えた。
7月に入って居間のエアコンが運転中に途中で止まるようになった。
何度リモコンで電源を入れ直してもやはり途中で止まる。
ガスが抜けたということではなく、どこか電気系統の異常のようだ。
このエアコン、かれこれ17~18年くらい前に取付けたもの。
普通だったらもっと早くに取替えるが、問題はこの裏側にある食器棚。
エアコンの取替えは、この裏側にある納戸の食器棚を動かさないと交換できない。
それが大変なのでこれまで交換せずに古いまま使ってきたもの。
交換するエアコンは半年くらい前にネットで購入して準備している。
そうは言っても前準備も出来てないので、急に使えなくなるのは困りもの。
エアコンを点検すると、応急スイッチに切換えると今まで通り運転できる。
この状態で2~3週間使用した。
その間に納戸を片付けて食器棚をカラにしたりと、エアコン工事の準備を行う。
古いエアコンをポンプダウンして、冷媒を室外機に閉じ込めた。
古い冷媒配管は、納戸の壁を4mほど沿って部屋の外にでる。
取外しは簡単である。
エアコンを配管から取り外すと室内機は簡単に外れる。
納戸の壁に固定してある冷媒配管は外に出るところでレシプロソーで切断して撤去。
こちらが新しいエアコンで店舗などで使われる業務用タイプ。
能力は6KWで大して変わらないが、以前の物より大きい。
家庭用より酷な使い方をするので大きいのが一般的。
これも電源は同じ三相200Vのもの。
室内機を設置するが、これがかなり重くて面倒。
増築しているので壁が二重になっていて壁厚が40cm近くある。
壁の配管孔の向こう側に冷媒管が抜け出ない。
何度かやって、漸く壁の裏側に配管が出せた。
室外機からのコントロール配線とリモコンの配線を取出す。
これが壁の裏側。
納戸側は増築して、構造を独立させているので壁が二重になっている。
壁厚が暑いので新しいエアコンの配管が取り出せない。
これまで使っていたエアコンの配管は曲げられたが、新しいのは短くてそれは無理。
仕方がないので、ジグソーで壁に大きな穴を開けた。
どうせ納戸である。
斜め方向に配管を曲げて新しい配管に接続。
この冷媒配管は2分と4分で、4分のトルクレンチはうちには無い。
必要な時には友人から借りられるが、幸いなことにフレアレスジョイントがある。
フレアレスジョイントとは最近ダイキンの業務用エアコンに付属しているもの。
昨年、ジルのエアコン交換で使ってみようと試した。
まだ残っているので、これを使わない手はない。
これがいいのはフレア加工が不要で、トルクレンチも要らない。
トルクレンチもフレアナットレンチも高価なんですよ。
市販の冷媒配管セットはフレア加工されているが、これを切断する。
手で回せなくなるまで回してから、工具を使って一回転回すだけ。
モンキーレンチでフレアナットを締めても大した力もいらない。
壁の穴は納戸なので、後で適当にふさげばいい。
室外機側も同様に接続する。
接続配線をやって・・・。
サービスポートから真空ポンプで30分間ほど真空引きしてバルブを開けた。
外で暑い中での作業の為、写真を撮る余裕もない。
一通りチェックを終えて、リモコンのスイッチをON。
自己診断を後にエアコンが動き出した。
エアコンの冷風が心地いい。
さすがに新しいエアコンはガンガン冷える。
今日はしっかり汗をかいたのでビールがうまいぞ。
これでまた10年くらいはこのエアコンが使えるだろう。
過去記事
ZIL 520のエアコン取替え その6 フレアレスジョイントについて