命のカウントダウン(健康余命3605日)

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冬の北海道は換気の悪い空間が多いのだろう

2020-03-02 22:57:30 | 不適切な治療

北海道で感染拡大が続いている。

北海道内のバラバラの地域での感染拡大
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kak/hasseijoukyou.htm

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/singatahasseijoukyou.pdf

日本最大の感染者数なのだが、他の都府県とどうも様子が違う
https://gis.jag-japan.com/covid19jp/

どうも、北海道は、感染症状が無いか軽度の若年軽症(無症状)患者が感染を広げている様だ。

厚生労働省の対策班のメンバーの1人、北海道大学の西浦博教授は、シミュレーションの結果として先月25日の時点で北海道全域で感染した人はおよそ940人に上っていた可能性があるという見方を示されたようだ。この辺りから考えると、北海道内では休校は当然だし、鈴木直道知事が「緊急事態宣言」も適切なものというか、出さざるを得なかったと言えるだろう。

大阪のライブハウスにおけるクラスター感染 と同様の北海道各所での「閉鎖空間」におけるクラスター感染が頻発していると考えられます。

寒いですから、閉鎖空間内で換気が悪いところで集まられる機会が多いのでしょうが・・・・

新型コロナウィルスの「空気の澱んだ空間」が大好きな性格を考えて、何とか感染拡大を抑制してください


じわり、ジワリ

2020-02-23 23:05:01 | 不適切な治療

大きく報道されないのが・・・不思議です

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00000119-kyodonews-soci

 厚生労働省によると、新たにクルーズ船の乗員55人、乗客2人が感染していた。乗船者で陽性が確認されたのは691人となった。

乗員何名検査したのか書いてないから分かりませんが・・・・

乗員55名が検査陽性・・・・・・・

乗客の皆さんは、乗員によるサービスを受けておられたわけですよねぇ

濃厚接触者は・・・・・・・・・・・・・・・・
お願いですから、海外からあきれ果てられないような対応をお願いします。

80歳以上は重症化しやすいことが分かっていながら・・・・・

多分ですが、3人目の犠牲を出してしまいました。

もう少し、重症化しやすい方々への重点的な対応が出来なかったのか

悔やまれますよねぇ

https://blog.goo.ne.jp/camper/e/3821bb475e3537f33c5d686eb44d31de


韓国は日本に渡航抑制呼びかけ。日本は??

2020-02-22 21:45:53 | 不適切な治療
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茂木外務大臣は閣議のあとの記者会見で「ミクロネシア連邦、トンガ、サモア、イスラエル、キリバス、ソロモン諸島、韓国、タイおよびブータンの9か国の関係当局が、日本を含む新型コロナウイルスの感染者が所在する国、地域への渡航の抑制の呼びかけを行っている」と述べ、9か国が日本への渡航抑制を呼びかけていることを明らかにしました。

またアメリカと台湾が日本への渡航に注意喚起を行っているとしたうえで、茂木大臣は「日本での感染防止の徹底や安全性などについて、引き続き適切な説明や情報発信を行っていきたい」と述べまし

韓国の保健福祉省は、COVID-19の感染者が22日、新たに229人増えたことを発表し、これまでに韓国で感染が確認されたのは、合わせて433人となりました。このうちの半数以上が、南部テグ(大邱)の教会やその近郊の病院の関係者だとしていて、日本政府は「最新情報を収集し、感染予防に努めてください」と呼びかけています。

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これで韓国の感染者数は合わせて433人となり、このうち2人の死亡が確認されています。

保健福祉省は感染者全体の半数以上にあたる、少なくとも277人が、南部テグにある教会とその近郊にある病院の関係者だとしています。

保健福祉省はこの教会について、密閉された空間で多くの人が密着して座って礼拝し、感染が拡大した可能性を指摘し、関係者およそ9300人を自宅などに隔離して検査を行うとしています。

また病院についても敷地内で最近、教会の関係者の葬儀がとり行われたとされ、ムン・ジェイン(文在寅)大統領は21日、「礼拝と葬儀の参列者に対する徹底した調査が必要だ」と指示しました。

韓国メディアも、日本や米国などの海外マスコミが韓国の新型コロナ対応態勢を絶賛しているとし、文在寅政権を大いに称えていた。しかし、この文在寅政権と韓国メディアの楽観論がむしろ仇となって表れた。19日から、韓国では新型コロナが取り返しのつかない拡大局面に転じ、今や国別の感染者数は日本を追い抜き、中国の次に多い国家になってしまった。

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豪州帰国後に感染判明 それでも本日450人下船

2020-02-21 10:59:29 | 不適切な治療

下船の2人、新型肺炎感染 クルーズ船から帰還 豪州

 

 クルーズ船の検査で陰性だった豪州人の乗客164人を乗せたチャーター機が20日、北部ダーウィンに到着した。到着時に発熱などの症状があった6人を隔離。うち2人がウイルスに感染していたという。 豪政府は、クルーズ船で過去数日間に感染拡大が続いていたと指摘。「帰国後に陽性となるのは予想外ではない」としている。 豪州はクルーズ船の乗客をダーウィン郊外の施設で隔離。14日間の検疫を行っている。 

 3日目の同日が最終日で、症状がなくウイルス検査が陰性だった最大約450人が船を下りる予定。感染者の濃厚接触者らを除き、待機を続けてきた乗客の下船が終了する見通し。

 厚生労働省によると、横浜港に停泊中の同船から19~20日、日本人約630人を含む高齢者ら717人が船を下りた。同省は、下船後2週間は発熱などの健康状態を毎日チェックしたり、不要不急の外出を控えたりするよう要請した。

オーストラリアの方164人中2人に感染者が出たということですから・・・・・(1.22%)  717人だと8.74人感染者が混じっている計算になりますね。

以前の検査では陰性で、陰性証明書なるものを持って下船してはおられますが・・・・・

自宅で2週間、周囲との接触をうまく断って自己管理していただきたいと思います。


ダイアモンド・プリンセス船内からの反論

2020-02-20 10:28:42 | 不適切な治療

facebookに高山義浩

の岩田健太郎氏の意見に対する掲載されていました。
内容をかいつまんで言うと・・・

岩田さんを船内に入れたのは私です(これは素晴らしい功績です)
岩田健太郎氏は船内に2時間ほどおられ、一部しか見ておられないと思います(追い出された)

岩田さんの言われることは「正しい」ことが多いとも思うのですが、大きな組織のなかでは複雑な命令系統の中では、直ちにそれは通らない。

皆が一生懸命に仕事をしていて、だれかがしなければいけない仕事をしている。あなたがいると、ひっかきまわして仕事にならないから追い出されたのだ。

等ということなのだが・・・結局のところ、現在のダイアモンド・プリンセスの体制が感染を拡大しているという認識があるかどうかだろう。

現況、感染抑制が成功していると思っているのであれば、現体制を擁護されるのは理解できる。

しかし、現在、感染が拡大していると認識するのなら(私は間違いなくそう感じていますが)、高山氏の言われることに納得してもいいと思います。

最大の問題はここです。

ダイアモンド・プリンセスの検疫体制は破綻していたのです。

早く事実を認識してください
そして、結果を出してください
一生懸命に結果の出ない作業を、決死の覚悟で行い続けるのは・・・

一刻も早く、かじ取りを変えてください。

 

 

岩田 健太郎先生の動画(コメント欄にリンク)を拝見して、まあ、「岩田先生らしいなぁ」と思いつつ、あまり気にしていなかったんですが、しっかり炎上しているようです。

岩田先生をご存じない方々には、ちょっと刺激が強すぎたのかもしれません。ただ、下船していく乗客の方々、現場で頑張っている方々を追い詰めかねない内容なので、事実は事実と認めつつも、動画のなかに登場する当事者として、勘違いされていること、抜けているところは修正させていただきたいと思います。

>1日で追い出されてしまいました。

事実です。正確には、船内におられたのは2時間弱ですね。ご覧になったのは、ラウンジ周辺のみと認識しています。

>厚労省で働いている某氏から電話がきて「入ってもいいよ」と、「やり方を考えましょう」ということでした。

これ、私ですね。ただし、「入ってもいいよ」とは言ってません。その権限はないので。ただ、「やり方を考えましょう」とは申し上げました。そして、環境感染学会が活動していたので、そこを通じてなら活動できるかもしれませんとアドバイスしました。でも、申し込むも(しばし放置されたのちに)断られたとのことでした。

>DMATのメンバーとして入ってはどうかというご提案を厚労省の方からいただいた

これ、私です。その通りです。

>DMATの職員の下で感染対策の専門家ではなく、DMATの一員としてDMATの仕事をただやるだけだったら入れてあげる

これ、私。ただし、「入れてあげる」とは言ってません。その権限はないので。ただ、「DMATとして入る以上は、DMATの活動をしっかりやってください。感染管理のことについて、最初から指摘するのはやめてください。信頼関係ができたら、そうしたアドバイスができるようになるでしょう」と申し上げました。

というのも、現場は乗客の下船に向けたオペレーションの最中であって、限られた人員で頑張っているところだったからです。そうしたなか、いきなり指導を始めてしまうと、岩田先生が煙たがられてしまって、活動が続けられなくなることを危惧したのです。まあ、クルーズ船とは特殊な空間ですし、ちょっと見まわしたぐらいでアドバイスできるものではないとも思ってました。

もちろん、岩田先生の豊富な経験を否定するものではありません。ただ、DMATや自衛隊、検疫所など多様な組織が重層的に活動している特殊な環境ですから、まずは慣れていただくことを優先するよう私は求めたのです。

>「分かりました」と言って現場に行きました。

というわけで、岩田先生は約束してくださいました。

>DMATのチーフのドクターと話をして、そうすると「お前にDMATの仕事は何も期待していない、どうせ専門じゃないし、お前は感染の仕事だろう、感染の仕事やるべきだ」という風に助言をいただきました。

これ事実です。岩田先生は、これで自分は感染対策についての活動ができるようになったと理解されました。ただ、船には、DMATのみならず、厚労省も、自衛隊も、何より船長をはじめとした船会社など、多くの意思決定プロセスがあります。その複雑さを理解されず、私との約束を反故にされました。せめて、私に電話で相談いただければ良かったんですが、そのまま感染対策のアドバイスを各方面に初めてしまわれたようです。

結果的に何が起きたか・・・、現場が困惑してしまって、あの方がいると仕事ができないということで、下船させられてしまったという経緯です。もちろん、岩田先生の感染症医としてのアドバイスは、おおむね妥当だったろうと思います。ただ、正しいだけでは組織は動きません。とくに、危機管理の最中にあっては、信頼されることが何より大切です。

>アフリカに居ても中国に居ても怖くなかったわけですが、ダイアモンドプリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思いました。

これは岩田先生の感受性の問題ですから、否定するつもりはありません。また、船という特殊な閉鎖空間において、新興感染症が発生しているわけですから、怖くないはずがありません。ただ、そのなかで継続して頑張っている人たちがいることは、ぜひ理解してほしいと思います。ちなみに、私は明日も船に入ります。

課題は多々ありながら、これまで少しずつ改善させてきました。まだまだ改善の余地はあります。ただ、乗客がいる以上は逃げ出すわけにはいかないのです。少なくとも全てのオペレーションが終わるまでは、乗客を下船させて地域に、世界に放つわけにはいきませんでした。

最優先事項は身を守ることだと感染症医の端くれとして私も思いますが、2週間にわたり船のなかで頑張っている人たちは、乗客を支えながら日本と世界を守ることを最優先としているのです。

そういう事態になってしまったことについて、政府を批判することは構いませんが、解決を与えないまま現場を恐怖で委縮させるのは避けてほしかったと思います。逃げ出せない以上は・・・。

>ダイヤモンド・プリンセスの中はグリーンもレッドもグチャグチャになっていて、どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別かつかない。

感染症医として「グチャグチャ」と表現されるのは、分からないこともありません。でも、この表現はゾーニングがまったく行われていないかのような誤解を与えます。しかしながら、実際はゾーニングはしっかり行われています。完全ではないにせよ・・・。

たしかに、先進国の病院であれば、あるいは途上国でセットされるNGOや国際機関による医療センターであれば、もっと洗練された感染対策が実施されるでしょう。でも、いきなり、約3700人の乗員・乗客(しかも高齢者が多い)において新興感染症が発生した船舶・・・ というミッションは極めて複雑なのです。

私は海外でのNGO活動に関わったことがありますし、現在も国際NGOの理事を務めていますが、どんなNGOであっても、あるいは国際機関であっても、これが混乱状態から始まることは避けられないでしょう。この2週間が反省すべきところがなかったとは言いませんが、ここまで現場はよく頑張ってくれたなと私は思います。精神論と嘲笑されるでしょうが・・・。

>検疫所の方と一緒に歩いてて、ヒュッと患者さんとすれ違ったりするわけです。

さすがに、これは違います。そのような導線にはなっていません。患者ではなく、乗客ではないかと思います。乗客ですら、そのようなことは稀だと思います。

>話しましたけど、ものすごく嫌な顔されて聞く耳持つ気ないと。

感染症医はコンサルタントとしての能力が求められます。それは聞いてもらう能力でもあります。私は聞いてもらえなかったとき、相手がダメだとは思いません。自分の説明の仕方が悪かったと思います。

>でも僕がいなかったら、いなくなったら今度、感染対策するプロが一人もいなくなっちゃいますよ

これは間違いです。毎日、感染症や公衆衛生を専門とする医師が乗船して指導しています。ご存じなかったんだと思います。まあ、ご自身に比べればプロのうちに入らないと言われると、返す言葉もありませんが・・・

>シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした。

シエラレオネにおいて、先進国が運用する医療センターのことだと思います。最貧国の市中病院の感染管理の悲惨さと同一視させることのないようにお願いします。

>エピカーブというのがあるのですが、そのデータを全然とっていないということを今日、教えてもらいました。

これ間違いです。岩田先生のせいではありません。教えた人が知らなかったんでしょうね。感染研がエピカーブを公表しています。新たな報告を加えてバージョンアップされるでしょうが、すでに公表してますし「全然とっていない」わけではありません。

以上、私なりに感じたことを述べました。見解の相違もあれば、私が間違っているところもあるでしょう。ぜひ、ご指摘ください。ともあれ、私は岩田先生の「志」を否定するつもりはありません。クルーズ船の対応についても教訓としていけるよう、きちんと検証して活かしていくべきです。

そもそも、こんなことは初めての取り組みです。失敗がないわけがありません。それを隠蔽するようなことがあれば、それは協力してくださった乗客の皆さん、仕事を放棄しなかった乗員の方々、自衛隊の隊員さんたち、そして全国から参集してくれた医療従事者の方々を裏切ることになります。

ただ、いま私たちの国は新興感染症に直面しており、このまま封じ込められるか、あるいは全国的な流行に移行していくか、重要な局面にあります。残念ながら、日本人は、危機に直面したときほど、危機そのものを直視せず、誰かを批判することに熱中し、責任論に没頭してしまう傾向があると感じています。不安と疑念が交錯するときだからこそ、一致団結していかなければと思っています。