厚生労働省は、本日令和2年11月20日、令和 2 年第 46 週(令和 2 年 11 月 9 日から令和 2 年 11 月 15 日まで) 分のインフルエンザの発生状況を別紙のとおり取りまとめました。
それによると、全国5,000の定点からのインフルエンザ報告数は23例でした。ちなみに、昨年同期は9,107例でした。
インフルエンザは、まだ、全く流行っておりません。
しかし、インフルエンザワクチンは、全国的に不足しており、本日、奈良県医師会から、こんなFAXが流れてきました。
要するに、今配分が予定されている以上のワクチン供給は今後見込めませんよ。と、言う内容です。
インフルエンザワクチンの接種回数について
ワクチンが不足していなかった昨年までは・・・
13歳未満の方は、2回接種です。1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られることから、日本ではインフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりとなっています。なお、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。
- (1)6カ月以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種(注4)
- (2)3歳以上13歳未満の方 1回0.5mL 2回接種
と、迷いもなく説明していたのですが・・・・
ワクチン不足の今年は・・・
諸外国の状況について、世界保健機関(WHO)においては、ワクチン(不活化ワクチンに限る。)の用法において、9歳以上の小児及び健康成人に対しては「1回注射」が適切である旨、見解を示しています。
また、米国予防接種諮問委員会(US-ACIP)も、9歳以上(「月齢6ヶ月から8歳の小児」以外)の者は「1回注射」とする旨を示しています。
などと、いけしゃあしゃあと説明しております。
その上、「前年に接種2回接種していたら、今年は8歳以下でも1回で良いと言う意見もあるんだよね。」などとまで言ってしまっております。
1回でも良いよと言うと、子供たちは大喜び!「1回で良い!!ゼーッタイ!!」と、そりゃ言いますわなぁ。
子供たちには「大人は都合により答えを変えてしまう」事を学んでくれたら幸いです?
我が医院では、13歳未満の子供たちに何回接種するのかは、ご両親の判断に委ねています。「今年は、流行らないのじゃないのかなぁ」などと、結論を左右するような情報を前もって与えながら!!
なんとも、ご都合主義だよなぁと、思ってはおります。
それにしても、今シーズンのワクチン不足、春頃から予想されておりました!!政府は、精いっぱい増産して、4価ワクチンになってから最大量を供給したと言っていますが・・・・新型コロナワクチンに関しては、海外製造のワクチンを何千万人分も確保している!!などと言っているのに、自国で製造する旧来のワクチンの増産に関しては、全くもってしみったれた量しか出来ないなんて、情けないなぁと思ってしまうのでありました。
無料化するならワクチンよこせ!!
打てと言うならワクチン作れ!!!
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