命のカウントダウン(健康余命3605日)

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インフルエンザは喉で診断する!!

2019-12-10 19:13:18 | インフルエンザ
インフルエンザは、のどを見れば、ほぼわかります。

 Harrison内科書、Nelson小児科学、その他有名な、どの教科書にも「インフルエンザに特徴的な臨床所見はない」と記載されています。

 内科宮本医院(茨城県桜川市)  宮本 昭彦先生講演 をまとめさせていただきました。
 「麻疹のKoplik斑のように、インフルエンザに特徴的な所見はないものなのだろうか?」という強い疑問を持ち続けました。1998年、咽頭の後壁に「イクラ」のような2㎜ほどの大きさの透明感のある濾胞があることに気づき、2004年に、忘れられない「インフルエンザ濾胞の典型例」に遭遇し、世界で初めて「インフルエンザ濾胞」をデジタル画像に記録することに成功しました。研究を始めてから、比較的早期に、幸運にも「インフルエンザ濾胞」の典型例に遭遇したことが「確信」へとつながりました。
 インフルエンザ濾胞は、国立国際医療センター:感染症内科:忽那賢志(くつなさとし)先生や、10月の診療内容向上研究会で講演をされた京都大学の山本舜悟先生など、多くの感染症専門医、臨床医によって確認されております。山本舜悟先生の著書「かぜ診療マニュアル:かぜとかぜにみえる重症疾患の見わけ方:日本医事新報社」134ページにも、小職と忽那賢志先生が記録された画像が紹介されております。
 山本舜悟先生は、この中で次のように述べられています。「著者は、この所見を知ってから、インフルエンザを疑う患者さんの咽頭後壁を観察すると確かに濾胞を発見できるようになりました。今までも目には入っていたのでしょうが、見ようとしないと見えないのだと実感したものです」
 今日から、先生方が、山本先生と同じ体験をされることになります。 

私も数年前にこの所見を知り、今まで見ようとしていなかったものが見えてくる実感を得たものです。

イクラみたいでしょ。これがインフルエンザのマークです!!


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