心不全パンデミックという言葉を耳にされたことがあるでしょうか。
パンデミックというというのは本来は「世界的な大流行」を示す言葉ですが、この場合は患者数の急増という意味で使われているようです。
「心不全」という言葉は病気の名前ではありません。心臓の機能が低下して、体に十分な血液を送り出せなくなった状態を「心不全」と呼びます。心臓のポンプ機能が低下し、肺や全身に必要な量の血液を送り出せなくなるため、他の臓器に異常が起きたり、心臓が正常に働かなくなったりするといった現象が起こります。心臓病以外にも、様々な病気によって心不全の状態が引き起こされることがあります。
老化によっても心不全は出現します。超高齢者に心不全はつきものといっても過言ではありません。
下のグラフで分かるように、心不全患者さんの3/4は80歳以上です。
心不全の自覚症状にはこんなものがあります。
どれも、「歳だから」と言われかねない病状ですね。加齢現象の一つではありますが
でも、心不全なら、ある程度まで改善することは可能です。
超高齢者の場合、昆布茶を飲み過ぎただけでも心不全は出現し得ます。
生活改善だけではダメなときは、服薬治療が必要です。
早めに医師に相談されることをお勧めします。
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