昨日は思わぬ寝落ちでブログを更新出来ませんでした。
今日も、田原本町の新型コロナワクチンの集団接種を終え、往診を一件終えて帰宅したのが5時過ぎだったのですが、遅い昼食?を摂った後、寝てしまい、先ほど何とか目覚めた次第です。
この眠さの原因は、多分痛み止めのボルタレン(ジクロフェナク)だと思います。
2月23日(木曜)朝に栂池高原のホテルの駐車場で絵に描いたように凍結した地面で転倒し、左腰部を強打、皮膚に損傷はなく出血はしませんでしたが、皮下出血は来しました。強い打撲で何らかの組織損傷は来したのでしょう、安静時には軽度の痛みがあるのみなのですが、体をひねったりした時に電撃的な激痛が生じる様になりました。それで、鎮痛剤を服用し続けています。現在、ボルタレンSRとリリカ75㎎を朝夕に1カプセルと1錠飲んでいて、痛みは軽減してはいます。とはいえ、気を抜くとショッキングな痛みが背中を突き抜けて、「ギャッ」とか「グエッ」とか叫ばざるを得ません。
眠気に関してですが、スキー場でも既に眠かったので、「なんか眠たいわ。ボルタレンのせいかなぁ」とぼやいたら、50年来の旧友の谷口君が「俺も、ロキソニン飲んだら眠くなるで。」と言ってくれました。
「そうなんや。NSAIDS(ボルタレンやロキソニンなどの痛み止めの総称)消化管や腎への障害、アスピリン喘息なんかは有名やけど、眠気って知らんかったわ。」と言いながら、携帯で検索してみると、確かにNSAIDSの副作用に眠気がありました。ボルタレンでは、眠気の副作用出現率は1%以下とありましたが、私には確実に眠気が出現します。一応医療のプロなのですが、素人の谷口君に教わった次第です。
「そうなんや。NSAIDS(ボルタレンやロキソニンなどの痛み止めの総称)消化管や腎への障害、アスピリン喘息なんかは有名やけど、眠気って知らんかったわ。」と言いながら、携帯で検索してみると、確かにNSAIDSの副作用に眠気がありました。ボルタレンでは、眠気の副作用出現率は1%以下とありましたが、私には確実に眠気が出現します。一応医療のプロなのですが、素人の谷口君に教わった次第です。
車の運転に関しては、ボルタレン製剤の全てに
本剤投与中に眠気、めまい、霧視を訴える患者には自動車の運転 等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意すること
本剤投与中に眠気、めまい、霧視を訴える患者には自動車の運転 等危険を伴う機械の操作に従事させないように十分注意すること
と言う注意書きがあります。そして、ボルタレン錠、ボルタレンサポ(座薬)では使用中の運転は禁止になっています。しかし、ボルタレンSRでは運転禁止になっておらず、注意のみです。
まあ、これは、サポ(座薬)、錠剤、SR(カプセル)の3剤の血中濃度の推移の違いによるものだと思われます。
サポ(座薬)
錠剤
SR(slow reliese)カプセル
座薬は注射並みに急峻に血中濃度が上がり血中濃度も一番高くなった後、急降下していきます。痛風などの激痛を短時間で抑えるのに非常に適した製剤です。
錠剤(25㎎)は、服用して1時間足らずで効き始め、3時間程度は効いていそうですね。1日3回の服用ですが、血中濃度が落ちた時に痛みが出ることが多い感じがします。それを改善したのがSRカプセル(37.5㎎)1日2回の服用で錠剤と同じく1日75㎎なのですが、こちらの方が血中濃度が安定していて、痛みが生じる穴が少ないと思われます。とはいえ、服用後10時間程度経過すると血中濃度は下降するので、痛みが強い時には8時間ごとの服用かテープ製剤への変更が効果的だとは思えます。とはいえ、保険適応が限られますのでご注意ください。(一般的には使えません)
と言う事で、私は、ボルタレンSR(2C)朝夕食後、リリカ75㎎(2T)朝夕食後に、トラムセット(1T)頓用でなんとかしのいでおります。(トラムセットは運転禁忌なので、自宅に帰ってからのみ使用しております)突出痛には作用の早い薬を使うべきだとは分かっていますが、体をひねってしまった時の電撃痛、思わず声が出る衝撃的な痛みですが、数秒後には消失するので、どんなに作用の早い薬を使ったとしても、その痛みを取るには間に合いません。次の痛みに備えるための薬なので、作用の遅い薬で良いと思っています。体を動かさないのが一番の予防策ですが、仕事をしていると思わず「ギャッ
」っと叫んでしまうポーズをとってしまいます。自分の予想では、この痛みは1週間から10日ほど続くのではと思っています。その間、自動車の運転には万全の注意をします!!
考察を聞かれた方が良いと思いました。
リリカの副作用で、窓口で相談を受けた経験があります。
クスリの効力も、副作用も年齢によって違います。
実際に使ったデーターの有る医師に、「めまい」など有るかどうか、リリカは非ステロイド系の鎮痛剤と併用すると、副作用の兆候が気付きにくくなることも有りうるので
転倒の原因が、心配ですね。薬を一時、止めるというのも
副作用の発見につながりますよね。老年期に入った患者さんは
薬が蓄積してしまうという例もありました。釈迦に説法になりましたが、、、素晴らしい写真をアップしてくださるのを楽しみにしています。