
写真のバロン医師は連続勤務252日目の写真。
CNNの取材に応じた日、連続勤務256日目だと述べたバロン医師は「どうして自分が倒れていないのか分からない」と語った。「看護師たちは真っ昼間から泣いている」
新型コロナ専門病棟での隔離は多くの患者、特に高齢者にとってはきついとバロン医師は言い、「想像できるだろう。宇宙服を着た人間しか来ない部屋の中にいるんだ」と続けた。「一人きりでいるのだから、高齢者にはなおさら厳しい」
さらに、「泣いている患者もいるし、逃げ出そうとする患者もいる」と述べた。「実際、窓から逃げ出そうとした人もいた」 バロン医師によると、写真の高齢男性の状態は「だいぶ良くなっている」という。「週末までに退院できるだろうと期待している」
バロン医師はまた新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)を警戒しない人々にもメッセージを送り、「バーやレストラン、ショッピングモールに多くの人が出掛けている」と述べた。「クレージーだ。忠告を聞き入れなかった人々が、私のICUに来ることになる」 続けて「みんなを抱きしめなければいけない状態など求めていない。それを知ってほしい」と述べた。「みんなが基本的な予防措置を取る必要がある──対人距離を確保する、マスクを着ける、手を洗う、人がたくさんいる場所に行かないといったことだ」 「みんながそうしたことを守ってくれて、私たち医療従事者が休めるといいのだが」
日本でも、大阪や東京、札幌で、重症病棟がひっ迫してきています。
入院患者さんを診てくれている医療スタッフ不足が深刻化しています。
1週間で1万人の新規患者で医療崩壊が叫ばれている日本です。1週間で100万人以上の新規患者さんが発生するUSA、ひどい状況だとは想像しておりましたが・・・こういう過重労働で何とか支えられているのですね。
二の轍を踏むまない様、新規感染者、特に重症化しやすい高齢者の感染が増えない様に一人一人が出来る範囲での努力を重ねていくしかありません。
感染患者に対する隔離は、感染拡大阻止には必須ですが、感染者、特に高齢者には心身ともに大きな痛手となります。ホテル隔離ですら逃げ出す人が多く見られます。宇宙服を着た人間しか出入りしない窓もない閉鎖空間で、精神が不安定になる事は、容易に想像できますよね。こういった精神的変化は、入院中の患者さんだけではなく、退院後も、そして患者さん家族にも変化が見られることが多くあります。
まずは、感染しないこと。そして、感染した人、周囲の方を孤独にしない事が重要です。感染者、そのご家族たちを阻害するのではなく、寄り添っていく姿勢が重要だと思っています。
まずは、感染しないこと。そして、感染した人、周囲の方を孤独にしない事が重要です。感染者、そのご家族たちを阻害するのではなく、寄り添っていく姿勢が重要だと思っています。
医療関係者には、バロン医師のような共感する力と、コロナ患者を抱擁しても感染しない知識と装備と運が必要です。
ウィルスの存在に対する想像力が新規感染の予防に必要なのです。新規感染症の精神的な影響に対しては、感染者、周辺の人に対する「寄り添いの想像力」が必要だと感じます。
想像力豊かに、この難局を乗り切っていけたらと強く思っています。
【AFP=時事】米テキサス州の病院の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)専門の集中治療室(ICU)で、取り乱した高齢の患者を抱きしめて慰める医師の写真が世界中に拡散し、話題となっている。撮影時、この医師は連続勤務252日目だったという。 【写真特集】NYで恒例の感謝祭パレード、コロナで無観客に 写っているのは、テキサス州ヒューストン(Houston)にあるユナイテッド・メモリアル医療センター(United Memorial Medical Center)の医局長、ジョセフ・バロン(Joseph Varon)医師。感謝祭の日に白髪の男性患者を抱きしめる姿を、写真販売代理店ゲッティイメージズ(Getty Images)のフォトグラファーが撮影した。 バロン医師は11月30日、米CNNに対し、新型コロナ専門ICUに入っていくと、高齢の男性患者が「ベッドから下りて、治療室から出ていこうとしていた」と語った。「彼は泣いていた」 バロン医師は患者に近づき泣いている理由を尋ねた。「彼は『妻と一緒にいたい』と言った。私はただ彼をつかみ、抱きしめた」と述べ、「本当に切なかった。彼と同じように、私もとても悲しかった」と続けた。「やがて彼は落ち着き、泣くのをやめた」 CNNの取材に応じた日、連続勤務256日目だと述べたバロン医師は「どうして自分が倒れていないのか分からない」と語った。「看護師たちは真っ昼間から泣いている」 新型コロナ専門病棟での隔離は多くの患者、特に高齢者にとってはきついとバロン医師は言い、「想像できるだろう。宇宙服を着た人間しか来ない部屋の中にいるんだ」と続けた。「一人きりでいるのだから、高齢者にはなおさら厳しい」 さらに、「泣いている患者もいるし、逃げ出そうとする患者もいる」と述べた。「実際、窓から逃げ出そうとした人もいた」 バロン医師によると、写真の高齢男性の状態は「だいぶ良くなっている」という。「週末までに退院できるだろうと期待している」 バロン医師はまた新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)を警戒しない人々にもメッセージを送り、「バーやレストラン、ショッピングモールに多くの人が出掛けている」と述べた。「クレージーだ。忠告を聞き入れなかった人々が、私のICUに来ることになる」 続けて「みんなを抱きしめなければいけない状態など求めていない。それを知ってほしい」と述べた。「みんなが基本的な予防措置を取る必要がある──対人距離を確保する、マスクを着ける、手を洗う、人がたくさんいる場所に行かないといったことだ」 「みんながそうしたことを守ってくれて、私たち医療従事者が休めるといいのだが」 【翻訳編集】 AFPBB News
ICUは日常でも隔離され、ケアに当たる方々の負担は尋常でない状況下、コロナ対応の緊張感と煩雑で孤独な業務は、もう想像を絶するものだと思います。
これ以上の感染・重症者はもう対応出来ない受け入れられないですし、第一線で働かれる医療従事者のフォローや支援がされますよう
心から願っております。
認知症の方、それに近い方が新型コロナ病棟に入院されることを考えると・・・・
マスクをしてくれない認知症患者さんから病歴聞き取りをした看護師が、コロナに罹患した例がありました。認知症患者さんは、こちらの言う事を理解してくれないし、従ってくれません。
そして、入院前には認知症状の無かった方でも、新型コロナの閉鎖的な病棟に入ったら、せん妄症状が出る可能性大です。周囲の理解とサポートが無いとやってられません。差別された上にボーナス減額??そりゃないでしょ!!!
やはり高齢者や既往歴等ある方の感染を少なくし、いま一度感染予防の意識を高めていくしかないのでしょうか。
感染者の入院生活管理、対応策、手厚いケア、より一層必要になっているはすです。
状況の把握・ホテルでの隔離も、やはり年齢が高くなるにつれ
厳しくなると思います。
これから寒くなります。医療施設、介護施設での感染拡大が広がらないことを祈るのみです。医療関係者、介護関係者が疲弊してしまわないためには、感染の抑制しかないです。
感染している人達 とかも 同じように対応しなければいけない医者先生たち
命を削って 治療にあたっている先生たち いたたまれない気持ちになります。
みんな出来る限りの予防を!! それしかないですね。。。
まったくもって同感です。
感染予防は、自分の命を大切にすること
ですよね!!