デブは2種類に分けられます。
皮下脂肪型のデブ(洋ナシ型)と内臓脂肪型(リンゴ型)の2種です。
皮下脂肪型のデブ(洋ナシ型)と内臓脂肪型(リンゴ型)の2種です。
さて、どちらが「良いデブ」「悪いデブ」??
上の絵にあるように、リンゴ型肥満は中年以降の男性に多く、洋ナシ型肥満は女性全般に多く見られます。どちらが長生きしそうか、考えたら、答えは分かりますよね。
そうです。洋ナシ型が良性肥満と言われている皮下脂肪型肥満で、リンゴ型肥満が高血圧、脂質代謝異常(高脂血症)、糖尿病(糖代謝異常)などの合併症を招きやすいと言われている悪性肥満です。
悪性肥満であるリンゴ型肥満にも救いはあって、リンゴ型肥満の内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて落としやすい(減らしやすい)のです。
つきやすく、落としやすいリンゴ型肥満の内臓脂肪・・・・いろいろな病気の原因であると言いました。図解すると・・・・
つきやすく、落としやすいリンゴ型肥満の内臓脂肪・・・・いろいろな病気の原因であると言いました。図解すると・・・・
突然死の原因にもなります。突然死されたかたを思い浮かべてください。
小太りの男性じゃなかったですか?
内臓脂肪が臍レベルの断面で100㎝2と言うのが、危険ラインだと言われています。
小太りレベルのBMI20-25でそのレベルを超えるのは、ほぼすべて男性です。女性はBMI25を超えてようやくそのラインを超えてきます。
内臓脂肪が生活習慣病の大きな原因であることは間違いありません。
遺伝子や性別も原因ではありますが、それらは変えようがありません。
遺伝子や性別も原因ではありますが、それらは変えようがありません。
変えることが出来るものの中で大きなものが、喫煙をやめること、食習慣、運動習慣を変えて内臓脂肪を減らす事。摂取アルコール量を適正化(お酒で1合程度にすること:全く飲まないよりも、少し飲んだほうが良いそうです!)、規則正しい生活などがあります。
書いている私が、今現在、過量のアルコールを摂取しながらですから・・・・あまり説得力はないですが・・・・・まあ、すべて守っても・・・・人間必ず死にますからね。
健康診断などを熱心に受けられ方で・・・・・結果説明しますよね。
「検査した範囲では、異常は見つかりませんでした。」
「大丈夫なのですね。」
「そうですね、今のところ、特にどこと言って心配されることは無いと思います。」
「では、大丈夫なのですね。」
「ええっと、大丈夫かと言われても、検査した範囲内で異常は認めませんでしたと言えるだけで、大丈夫かと言われると保証は出来ないです。」
「えっ??????異常はないのに、大丈夫だと思うなって言われるのですか?」
「端的に言えば、そうですね」
「ええっ!!!では、私は、何のためにこんな検査を受けたのですか?」
「それは、異常があったら、それを直すためでしょう?直すことが出来る病気であればですが。」
「何でそんなにヒトの不安をあおるようなことばかり言われるのですか?ひっどーい。」
「あのう、検査データがすべて正常で、すべて異常なかったとしても、ヒトは必ず死ぬということを理解しておられますか?」
「あっ、アッ、私を馬鹿だと思ってますよね。信じられない!!!ひっどーい。」
まあ、ここまで行くまでに、私の性格をよく知ったベテラン看護士が止めに入ってくれますけどね。
私は、無慈悲な ひっどーい医者なので・・・・救いを求める方は、決して当院に近づかないようにしてくださいませ!!!お願いします。
女性は、内臓脂肪よりも皮下脂肪がつきやすいために洋ナシ型の肥満になる傾向があります。
皮下脂肪は内臓脂肪と違ってあまり悪い作用をしないのですね。
男性に付きやすい内臓脂肪は、高血圧、糖尿病、高脂血症などの原因になります。
女性の平均寿命が長い理由の一つがこのあたりにもありそうですね!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます