義母とのオンライン面会ですが、
時間は20分です。
耳が遠いので、
お互いの意思疎通が、
チグハグです。
それでも、孫に会わせたくて、
顔を見せ合えるだけでも嬉しいですね。
話はいつも同じことの繰り返しですが、
そうだね。そうだね。
と聞いています。
本日は、すでに、「ごんたが高校へ合格して良かったねえ!」
と言うのです。
?????
ぎょ!ぎょ!ぎょ!
ドロ曰く、
「おばあちゃんは未来を生きてる。最先端の人だね。」
と。
でも、まあ、いいかあ。前祝いに
予言は当たると言うしね。
「そうだよ。本当に良かったです。」
というと、
「上のお姉ちゃんたちに甘やかされて育ってしまったから、どうなることかと思ったけれど、本当に良かった。」
と義母。
ドロには、
「厳しく躾けないとだよ!」
「家族で、きちんと栄養のあるおいしいものを食べるようにして。
私の預金から、おろして精力のつくものを買いなさい。」
と、言っているのです。
そう言う面では、いつも孫を思い、
(過剰とも思われるほどの)心配してくれる義母に、
感謝です。
2013年頃に署名を集める活動をしたとき、義父母だけで、
ものすごい数の署名(数千筆)を集めてくれたのです。
誕生日のプレゼントを、小さな頃から、代金を貰って親が買い与えるのではなく、祖父母から買って貰ったという思い出を残したかったので、子供達の誕生日プレゼントは、必ず
祖父母と一緒に、お店に行って買って貰うということをお願いしてきました。
その帰りに、一緒に外食をするか、ケーキとお寿司の折りを買ってきて、家で祝うということを義父が亡くなるまで続けてきました。
小学校高学年になるとドロは、
CDプレイヤーだったり、
本だったり、
時計だったり、
電子辞書だったり、
欲しいものが変わっていく姿に、孫の成長を目を細めて、そして、大きな期待を持って見つめてくださっていたと思います。
それが、ワクチン接種後に体調不良になって、
受験期になってもあちらこちら全国飛び回って医療機関を訪ねる私たち夫婦に
義父は、
「あちらこちら旅行に行っている場合ではなく、塾に行かせないのか?」
と言っていました。
が、その年の誕生日に
ドロが欲しがった物が、
玩具屋さんに行きたいと希望し、大きなぬいぐるみを買って欲しいと強請った時に、
義父母は買ってくれたのですが、
帰宅後、義母は、お勝手で、私に
「情けない。頭が狂ってしまったんだね。」
と泣いていました。
その後、
もう、必死で署名を集めてくれたのです。
その数は数千筆になったと思います。
私は、本当に、孫を思う祖父母の愛に、
感動したし、
今尚、心より感謝しています。
私は、一生涯、あの署名のことを忘れないよ。
ありがとうございます。
施設の空に向かって、
いつも呟いています。