まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1595 徳島への旅(8)・・・そして旅の終わり

2021-06-25 10:25:23 | 旅行記
よろしくお願いします。



















香川での波乱万丈な1日目、そして徳島へ向けてひたすら風に立ち向かって走った2日目、その記録も今回が最終回です。鳴門市からはJR鳴門線~高徳線を各駅巡り、そしていよいよ吉野川を越えるのですが、次の目的地の駅に行くのに渡ることができる橋は線路から離れていて大きく迂回しなければならない。時間はもう16時を過ぎている、いいペースで来ているが疲れはもうピークに達している、ここに来てこの迂回は結構足にダメージを与えてくる。橋へと差し掛かると太陽は西の空で目線の高さにまで落ちて来ていて、間もなく姿を消そうとしている、2020年最後の夕陽は結構泣けるシチュエーションで見ることができた。徳島市の中心部が近づいてきたが、次の駅はこの橋からは少し行きにくい所にある、とりあえず先へと急ぐこととしよう。













町中の入り組んだ道を縫うように進んで次の目的地、佐古駅へとたどり着く、町の中に現れた高架駅は徳島線との分岐駅、しかしwikiを見たところではホームは1面2線、まあ確かにそれほど大きな駅ではないのは地上から見ても分かる。次の駅が終点の徳島駅となるが、佐古駅~徳島駅は高徳線、徳島線、鳴門線の3路線が乗り入れていることになる、3路線の列車を1面2線構造の規模の駅で乗り切れるのかとも思ってしまうが、ローカル線で本数も多くないのでこれで十分まかなえるのだろう。佐古駅を後にして高架の線路の北側を進んで行って、一番最後の目的地となる徳島駅へとたどり着く・・・と言ってもこちらは駅の正面入り口の方ではなく裏手側の方。ホームは離れた向こう側に見えていて、手前側には線路が広がっていてバラエティー豊かな種類のディーゼルカーが停まっている。軽量化された特急車両もあれば、昭和時代から頑張っている感じのディーゼルカーもあって、普段ディーゼルカーを見る機会のない奈良の人間からするとうらやましい光景に見えてくる。あの国鉄型の車両ももう活躍できる時間は残りわずかとなってしまっている、昭和の古き良き時代はまるで否定されるかのような末路が敷かれているのだろうか・・・。




















国道11号線へと出て新町川に架かる勝どき橋へとやって来る、昨日の坂出市から高松市を経てここまでずっとお付き合いのような感じで進んできた国道11号線はこの橋が起点となっている。橋のどこかに道路元標があるはずだと思って探してみたのだが、もう夕暮れ時で周辺も暗くなっていて、見つけることができなかった。後で調べてみるとやはりこの橋の辺りに元標があったとのことで、もう少し粘り強く探せば良かったな~、と思ってしまった。そしてここからは国道55号線となって高知方面へと続いている、前に一度だけ、室戸岬を経て高知市内まで走ったことがある道だが、いつかはまた行ってみたい所です。空は完全に暗くなって、自分(一人称)の旅ももう終わりの時が近づいて来ている、新町川沿いを進んで行ってフェリーターミナルへ、フェリーの時間まではまだ1時間ほどあったが、寒いし疲れも極限にまで達していたのでここで走りは終了、相棒君にはここで眠りについてもらうこととする。待合室でぼんやりとたたずんでいると、テレビが紅白歌合戦の前の番組を放送していた、今年は無観客でやるとかで、感染症禍の影響は最後まで収まることがないままとなってしまいそうだ。公私ともにろくなことがなかった2020年がもうすぐ終わろうとしている、来年はちょっとはマシな年になるかな・・・なんて思ったけど今のところはどうだろうねえ~。そんなわけで自分(一人称)の旅もあとは定石通りの経路をたどって奈良へ帰るだけとなりました、長い旅の記録となってしまいましたが、何とか半年がたたないうちに終わらせることができました、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・まちみち


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