まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1322 秋篠川(2)

2020-05-11 10:27:39 | ふうけい
よろしくお願いします。














秋篠川は前回、平城京の西部にある西ノ京界隈を流れる部分についてお送りしました、今回はその続きを川の流れとは逆向きに上流へと巡って行くこととしましょう。三条通の延長となる国道308号線の横断歩道を過ぎると、川に沿う自転車道の右手側には平城宮跡の朱雀門が見えてくる。一方の左手側は川の向こうに近鉄電車の車庫に電車が停まっているのが見える、西大寺駅はもうすぐそこ、すべての電車が駅の手前でスピードを緩めるので方々からその走行音が聞こえてくる。秋篠川は近鉄奈良線の下を真っ直ぐ抜けていくが自転車道はここが突き当りになり、線路の北側に行くには平城宮跡側にある踏切を越えて大きく迂回しなければならない。お地蔵様のお堂が道のど真ん中に立つ交差点を左折すると近鉄西大寺駅へと通じる狭い道、車やバスの通りが多く、奈良ファミリーのお客さんも多くて自転車で走るには少々気が引ける所、川は西大寺の賑やかな場所を過ぎて奈良ファミリーに沿って流れて、ようやく人や車の喧騒から一息落ち着いた場所へとたどり着く。















西大寺界隈の喧騒も落ち着き秋篠川はいよいよその川の名前となっている秋篠へと向かって行く。「秋篠」と言うとまず最初に思いつくのが秋篠宮家、もう30年前になるんですかね、礼宮様と紀子様が結婚された時に名乗られた宮号が秋篠宮でした。当時は「秋篠って何?どこ?」って言われるほど全国的には全く知名度のなかった地名でしたが奈良ではもちろん話題になりました、ちなみに現存する宮家は4家あるのですが、そのうちの3つが奈良県に関する宮号・・・「秋篠」「三笠」「高円」・・・となっています。残りのひとつは常陸宮家、でも宮家の名前から浮かべるイメージと言うと高松宮記念とか秩父宮ラグビー場とか三笠宮杯とか、更には天皇賞とか天皇杯とか、レース名や競技名にそのような名前を付けるのも畏れ多い気もするのですが・・・。















・・・とまあ写真と関係ない話ばかりしてしまうのは僕の悪い癖、秋篠川巡りを続けて行くことにしましょう。秋篠の地は田園風景に溶け込むように古い町並と由緒ある寺院、人々の喧騒からはかけ離れて・・・いな~い、町の真ん中にはその雰囲気をぶち壊すかのようにあるのが奈良競輪場、田園風景とは書いたが開催日には田畑の跡を駐車場に貸し出している所もある。西大寺付近は大きなショッピングセンターや近くに多くの観光地、もちろん競輪場も、とある割には車に関する交通の便は悪すぎる。まるでこの地域は鉄道にまかせっきりにしたせいからか、道は狭くて入り組んでいて、しかも幹線道路ではないために奈良の中心部に行くのも大阪、京都に向かうにもあまりにも不便すぎる、まあそれが奈良らしいと言えば奈良らしいところなんですが。また話が逸れてしまった、さて、秋篠川はその混雑のひどい県道を過ぎて写真下2枚にある奈良大附校前へとたどり着く、西大寺にあるって聞いてはいたのだがこんな場所にあったんやな~、甲子園で『青のプライド』が次に聞けるのはいつのことになるのか、天理、智辯の壁はまだまだ高そうですからね。そんなわけで秋篠川巡り、平城京域は出てしまいましたが源流まではまだまだです、次回でたどり着くことができるでしょうかね~、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち





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