まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.836 播磨の旅(3)・ローカル私鉄と北条町の町並

2017-10-13 11:28:39 | 旅行記
おはようございます。















播磨の旅と題してお送りしている走りは前々回、旅の始まりとなった北条鉄道の法華口駅付近を巡ったのですが、飛行場の滑走路を探し回って迷子になってしまい大きく時間を喰ってしまいました。ここは悔やんでも仕方ないので気を取り直して走り直し、まずは加西市の中心に向けて北条鉄道沿線を各駅巡りとして進んで行きます。
前回、登録有形文化財巡りでお送りした播磨下里駅、長駅とたどって行きます。趣のある駅舎はのどかな田園風景の中にお似合い、まさにこれぞThat is ローカル線と言った感じ、せっかちな町の動きとは違ってこの辺りでは人も時間もゆっくり流れているんだろうな。出発地で時間をロスにしているのでここは前に走った道を行くことに、遠くには特徴のある形の山が並び立ち緑に包まれた風景は穏やかさでいっぱい。北条鉄道は非電化なので架線はなく線路沿いにも柵がないので、列車の走りを間近に感じることができる、町の人が見たら危ないから何とかかんとかって言われそうだが、地元の人達はもうそんな当たり前のことは分かっているのだろう、柵はなくとも策は講じない、それで何も起こらない、もう何もかもが穏やかさいっぱいと言った雰囲気である。そんな中をゆっくりと走り抜ける北条鉄道は前にも書きましたが経営が厳しいとされるローカル私鉄の中では営業成績は優秀だとのこと、地道な営業努力はもう御存知の通り、1両の列車はさっき乗った時でも半分以上座席が埋まっていた、まさにローカル線のお手本となる鉄道と言ったところでしょうか。ただ駅長さんが歌手デビューってのは何か、何かな~なんですが、駅に貼ってあるポスターを見てなんじゃこりゃ?と思ってしまいました。









長駅を出てからも以前走った道を進んで行って次の播磨横田駅、ここで列車がやって来たので写真を1枚、列車は小気味いいディーゼル音を響かせながら去って行った。ここから少し行った所で道はT字の交差点、ここは右に曲がって大きく迂回するような形で加西市の中心地へと差し掛かって行く、これまではのどかな田園風景しか見てなかったが県道に合流すると車の行き来も多くなり、町が近いんだな~と実感させられる。やがて北条鉄道の終点駅北条町駅へとたどり着く、駅は町の賑やかな場所の中にありいわゆる侘しい雰囲気が漂うローカル線の終点駅とは全く異なる。普通は町が起点になってローカルの終点へと向かうがこの路線はその流れが逆になっている、いわば終点の町が出発地となってでこの鉄道に乗る地元の人たちも多いのだろう。ここに来るのは3度目、前回はこの駅から走り始めたので町巡りはほとんどぜず、一番最初に来た時はここが最終目的地、残りわずかな時間で町を駆け足で巡り廻った。今回は多少の時間ロスは合ったがその時よりはゆっくりと町を廻ることができそう、早速行ってみることとしましょう。











加西市北条町、旧街道の町並


北条町駅の北側は旧街道に沿って古い町並が展開していて町巡りには楽しい所、前回来た時も時間が許す限り写真に撮りまくったがその時はもう夕暮れ近く、ちょっと淋しい雰囲気だったが今回は陽が高く明るい時間、じっくりと巡って行くこととしましょう・・・と言うことで上にその町並の写真を並べたのですが、全部並べるわけにはいかないので残りはフォトチャンネルにまとめました、ご覧いただけたらありがたいことです。ここはいわば門前町でその中心となるのは写真6枚目、7枚目にある酒見寺、旧街道沿いに山門が経ち中に入ると真正面に本堂、右横には多宝塔となかなか立派なお寺である。旧街道の1本筋違いにある道は商店が軒を為す所で、この辺りが昔よりこの寺院を中心に市場で発展してきた町だと言う一面を見せてくれている。まるで迷路のように縦へ横へと道が展開している町並も一通り巡り終えて、さて、そろそろこの町を後にすることにしよう、ここからは西へ県道23号線を走って福崎へと向かうことにする、ここからは初めて走る道、初めて訪れる町、どんな所なんでしょう。この続きはまた次回、お付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。          まちみち


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