病院の待合室
今日は、3ヶ月に一度の検査の日
以前より患者さんの数は少ない。
しかし、椅子はもっと少ない。
待合室の椅子は
ソーシャルディスタンスのために
長椅子に、一つ飛びに紙が貼ってあって
それが貼ってない場所に座らなきゃ。
空いた椅子はない。
あ、空いたと思っても
私よりも年老いた人が居ないかと
辺りを見渡しているうちに
誰かが座っていく。
自分が座ったと安心したら、
座る場所を探して老人がウロウロしているのを見たら、
さぁ、どうぞーとばかりに
譲ることになる。
立っていることは
股関節の悪い私にしたら、
ちょっとシンドイことなんだけど
私よりも崩れてしまうような年寄りを見たら、譲りたくなるから、
自分とのジレンマに苛まれてしまう。
我が身可愛さ
スマートな物腰
私はそんなに人に良く思われたいかー?
今度座れたら
下を向いたまま
辺りを見るのをやめてしまおうかな。
そうこうしてるうちに
自分の名前が呼ばれて
いつもの先生に会いにいく
これは、戦いなのだ!
先生が嫌いとかではない。
自分との戦いの結果として血液検査の数値を見るのだ!
先生に会うのは
自分のモチベーションのため
いかに、この3ヶ月で
血液検査の数値を減らせるかー。
薬を飲めば簡単な話を
いや、自分で下げる挑戦をすると
先生に先制布告
苦笑いでそれに受けて立つ先生
だが、毎回数値は大きく違わない。
またしても、私の負けだ。
ちょっと待ったー
もう一回、もう一回と、
私が懲りないので、
ギリギリの数値まで
先生は待っていてくれたが、
ここ三年で、
私は負け続け
タイムリミットは、
あと3ヶ月先の検査までと
自ら決めて先生に伝えた。
3ヶ月で変わる、変えてみせる。
しょうがないねーと先生が笑う
挑戦は、続く
あと3ヶ月、頑張ってみる
これからの年とともに
錆び付いたものと合体しちゃって、
余病を発症しないために。
今度
負けたらシフトチェンジを行う
もし、勝てば
新たな先へと行けるのだ!
いつまでだ?
どこまでだ?
ずっとかも?
戦いは続く(笑)