大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

漢口から天水へ

2019年01月13日 | 中国の旅

漢口駅は昔通り、発車20分前に検札開始。
シーズンオフの上、発売当日に予約したからか、大同に続いて
またも1番ベットだった。

漢口駅からの同居人は無しかと思っていたところ、
発車直前に20代半ばと思しき中国人女性が一人、スーツケースを
押して入ってきた。
室内を見まわしてスーツケースの置き場所に困っている様子。

ここに置けるよ

と下段ベッドの間のテーブルの下のごみ箱を退けた。

軟臥の荷物置き場は天井に近い棚で、コンパートメント入口の
直ぐ上、場所的には廊下の天井裏にあたる。
女性が重いスーツケースを持ち上げるのはかなり大変だ。
下段ベットの下が収納スペースになっていればいいのだが。
そんな訳で、スーツケースを携帯している時は
いつもこのテーブルの下を狙っている(笑)。

彼女は西安まで。今回、軟臥初体験で少し興奮しているそうだ。
暫くすると友達に電話をかけて、軟臥設備の解説を始めた。
かわいらしい…。

▼今回の軟臥…紫でした…ウルムチ支局の列車

暗くて景色も見られないので、後はちゃっちゃと夕飯を済ませて
寝てしまうに限る。風邪気味で喉痛いし。

外から見た食堂車がきれいだったので、そこで暖かい料理を食べたい
ものだが、今回はまい泉のカツサンドを持ってきてしまった。

洗面所とトイレを一番に使って寝る。
トイレは何故か便座シートが敷いてあった。

▼まだ誰も使用していないので奇麗な様式トイレ

18:30就寝…。
二つ目の停車駅、駐馬店でコンバートメントは一杯になったが
全員、西安で降りて行った。

▼Z292は武漢から北上して途中許昌、鄭州、西安、宝鶏を経由して天水へ

5時過ぎ、西安を出たところで起床。空いてるうちにトイレと洗面。
軟臥入口に設置された電光掲示板情報だと、外気温は3℃らしい。
11月下旬の西安はもう冬だね…。
と、列車が進むにつれ、外気温がどんどん下がっていく。

▼軟臥入口の電光掲示板には外気温等の情報が出てる

西安の次の宝鶏(ほうけい)に着くと1.4℃だった。
宝鶏には太公望が釣りをしてたという岩や大散関がある。
大散関は秦嶺山脈の端にある関所で関中から漢中に入る要衝。
五丈原は西安より宝鶏から行った方が近い。
昔から何度と通過している宝鶏だが、一度も降りたことがない。

▼宝鶏でやっと日が昇り始める

▼宝鶏ホーム まだ売店のおばさんは出勤前らしい

2017/11/23 7:28、Z292次は12分遅れで宝鶏を発車。
8:48天水着。気温は-3℃。
陝西省を越えて甘粛省に入ると一気に氷点下になった。

▼天水駅ホーム
駅員が赤いダウンコートを着ているあたりが21世紀の中国

▼天水駅は工事中で、簡易出口が設置されていた

▼工事中の天水駅

駅の出口を出るとバスが止まっていた。それも麦積山行の34番バス
だが、駅前の写真を撮りたかったので1本見送る。
次のバスは5分ほどでやって来たが、突然バス内の清掃が始まって
しまい、終わるまで暫く待つことになる。 

▼天水駅前の通り