カナリアな日々

百姓になって15年目。補習塾カナリア舎はフェードアウト中。小麦、蕎麦、大豆などを作っています。

いざとなったら

2008-02-21 23:13:06 | ひきこもり・不登校

昨日はM先生の受診だった。


生徒が増えていかないということを、ずっと自分の人格や生き様に問題があるからだ、というようにとらえて責めてきたのだけれど、最近それだけでもないのじゃないか?と思うようになってきた。


ここへ越してきて、すぐに看板に、「不登校 ひきこもりの方の~」と書いたり、チラシに、自分も体験者であることを添えたりしてきたことが、この田舎では受け入れられていないのだと思う。


そのことを前面に押し出したつもりもないけれど、こちらが思ったようには思ってくれないものだ。世間は。
他にも理由は色々あるのかも知れないけれど。



自分の体験を活かしたいと思ったその気持ちは間違っていないと思うので、それは後悔していないが、今すぐ自分の力でどうにかしようと思ってもきっと無理なのだ。それは仕方のないこと。



今は来る子に誠実に寄り添って、実績を積むことしかないと、思うようになってきた。ということを話してきた。
今までもそうやってきたつもりなのだけれどさ。(失敗したなと思うこともかなりあるな)


でも、ちょっと塾をやるには田舎に来すぎたなと思っている。
もっと田舎ってのんびりしてて、大らかで、なんて思っていたけど、この辺りはそうではない。都会以上に世間体を気にするかも。
子どもも大変そう。




でも・・・・もしかしたら・・・
いざとなったら、あそこへ行こうと思ってくれている子や親御さんも密かにはいらっしゃるのではないか?そんな風に思いたい。


M先生に「もっと都会の方がいいんじゃない?」って言われてしまった。

M先生も、乗り物が不得意だそうだ。
あまり詳しくは言えないけれど、「いざとなったときにすぐに逃げられない空間が苦手」ということでお互いに盛り上がった。


マイカーが一番。それも他人が運転するのはダメということも一致。


「(たとえマイカーでも)アクアラインで、ココが最深部!なんて書いてあると、ちょっと速く通り過ぎたいって思ってしまう」って僕が言ったら、
「水が入って来たらどうしようって考えてしまうのよねぇ。お互いによくここまで生き抜いて来たわよねぇ」って。


まぁアクアラインって、確か海底の更に下に掘ってあるんだよね。
(じゃなきゃ掘れないじゃん)
トンネルの外は海じゃないんだけど、きっと。



でもやっぱ圧迫感感じるわ。