行きたいぞ、上海。

大、大、大好きな上海に
しばし涙のお別れをして
娘と二人、日本に帰ってきました。
今後ともよろしくm(__)m

お客さんめぐり(その2)

2012年04月27日 22時20分48秒 | Weblog

 kaoriさんの最高齢彼氏さんに会いに行ってきました。

ご健在だろうか?とドキドキしながら、細い路地を入り

その長屋の通りに入ると、、、。

 

遠くに見える、見覚えのある自転車。

うんうん、住んでいるようです。

 

インターホンなんて言う洒落たものなんか存在しないこの地域

挨拶はドア開けながら大声で’( ノ゜Д゜)こんにちは’

鍵がかかっていればお出かけ中

かかっていなければ在宅中って言うのがお約束

昔と同じように、ズカズカと玄関扉も中の扉もじゃんじゃか勝手に開けて声をかけると

いました、いました

 

笑顔は変わらないものの、少し年をとってしまった印象。でも、会えてよかった。

聞けば、一年前また脳梗塞で入院したという。

病は急に年を取らせるから、困ったもんだ。

それでもさすが、その割にはまだちゃんと見事な一人暮らし。

テーブルに置かれた薬箱、綺麗に切り離して種類別に標本みたいにピシッと整理された様

少しづつでも、今でも自分で料理をしている様子がうかがえる台所

カッコ良い

 

’コーヒーはブラックでええか?’って

覚えていてくれているのにこっちがびっくりするわ

偶然居合わせた友達(こちらはさらに先輩の82歳)も一緒に笑ってくれました。

毎週毎週、私にお菓子とコーヒー出してくれてたんだから、忘れたくても覚えてるか

明るくて、手先が器用で、話し上手で聞き上手なのに

ちょこっと人見知りで、行くのも渋っていたデイサービスも

週に二日、ちゃんと続けてるみたい。よかったよかった。

 

また突然生存確認に行くので、ちゃんと元気にしていてください。

 

 


お客さんめぐり 

2012年04月27日 21時11分31秒 | Weblog

 上海点心独特のちょっと変わった二本組の麺棒。

私はとっても面白いと思うので、是非日本でも紹介したいのだけれど

上海でもネットでかなり探し、それでも結局質の良いものは手に入らず。。。

その時、ヤクルト時代の担当地区に何件か木工所があったのを思い出し

そこに実家のあった先輩に電話して、こういうものを作ってって言ったら作れるんだろうか?と

聞いてみたところ、あの辺の木工所は建具屋さんなのでちょっと勝手が違うんじゃないかというアドバイスをもらった。

そのアドバイスをもとに、ネットで色々探し、子ども向けの木のおもちゃなんかを作っている

木工工芸のお店なんかなら大量生産も可能なんじゃないか?なんて思ったのだけれど

調べれど調べれど、どの木工屋さんがどんな職人さんなのかわからず

同業者に聞いてみようと、もともとお客さんだった木工所へ行こうとずっと思っていました。

 

なんで、思っていましたなのかというと、やっぱり突然私が行ってもどうなんだろうと言う迷いもあったのです。

 

行くとしたら’ココ!’と思っていた木工所は、今でも唯一私と同じぐらいの年の息子さんが後を継ぐべく

お父さんに着いて家業を手伝うばかりでなく、ほかの方もいらっしゃるしっかりした建具屋さんです。

 

迷惑じゃないか?と迷う気持ちもあったのだけれど、やっぱり行こうと思っていたところに

思いもしない悲しい知らせが。

 

二年前お孫さんが亡くなっていたそうです。

 

知らなかったとはいえ、その子はお腹の中に居る時から知っていたばかりでなく

生まれたのも、初めて寝返りできたのも、ハイハイし始めたのも

保育園に行き始めたのも、仕事で訪問しながら全部わが子のように共有してきた子でした。

 

せめて、お参りだけでもしたいと思い

突然の訪問にも関わらず、暖かく迎えていただいたばかりか

ゆっくりと時間を忘れて話しました。

 

私自身、両親が離婚したあと父親が引き取る形でおばあちゃんにみてもらったので

その木工所のお母さんが、同じようにお孫さんをみることになってしまった時

何だか自分のおばあちゃんの苦労が違う形で改めて見えた気がして

余計な話もたくさんしたと思う。

 

 お母さんに麺棒を見せると、さすが、今でも建具の曲線部分の加工をしている

建具屋さんなら、精度の良いものを大量生産できるんじゃないかとアドバイスをくれた上に

思い当たる腕のいい職人さんを一軒紹介してくれた。

時間があれば、一緒に交渉に行ってくれると言う。

 

 遠慮なく、甘えます。