不登校の息子とビョーキの母

不登校の息子との現在、統合失調症の母との過去

年の差恋愛はつらいよ

2019-05-07 09:59:31 | 日記
それからというものMさんは私の行く先々に現れるようになりました。

朝のエレベーターホールには私が必ず現れると分かっているので、
タイミングを合わせてエレベーターに乗ってきます。
その際必ず空の台車を押しています。
いかにも仕事をしているように見せかけるためでしょう。

別の階で働いているので休憩時間は分からないかと思いきや、
私を見かけたら教えるようにと友達に頼んでいるようです。

なぜそれが分かるかと言えば、休憩の始めに2階のNさんかHさんかOさんかKさんに会った場合、
高い確率で休憩の終わりごろにはちゃっかり私の背後の席に陣取っているからです。

一般のバイトは命じられたとおりにしか動けませんが、
彼は黒シャツなのでなんだかんだと口実をつけて自由に動き回れるのです。

休憩も手の空いたタイミングで取れるのでしょう。
わざわざ私が食堂にいる時を狙って休憩しているようです。

私はMさんに会うたび恥ずかしくてたまりません。
シワとか白髪とか、見られるんじゃないかと気が気でないのです。

そもそも彼の友達にまで私のことが知れ渡っていると思うと、一体どう思われているのか、
穴があったら入りたい気分です。

恋に目がくらんでいるMさんはともかく、他の人が見たら私がオバサンだってことは一目瞭然のはず。
実年齢の51才よりは若く見られているとしても、好奇の視線を向けられていることは間違いありません。

それに私に夫と子供がいることは、2階の人は誰も知らないんだろうか。
誰か知っててもおかしくないはずです。

Mさんは知ってて追っかけてくるのだろうか。知らないなら言ってあげるべきだろうか。
「私、夫と子供がいるんです」って……?
あくまで偶然を装って休憩時間に現れるだけの人に向かって?

プライドが高くて意地悪なところのあるMさんですから、
「たまたま休憩が重なったからって、なに意識してんの」
などと反撃してくるかもしれません。

好きなんだけど会うのが苦痛。

食堂でも、Mさんが後ろから見ているかと思うと食事もろくにのどを通りません。
やっとのことでお弁当を平らげると、女子更衣室にこもる毎日。
さすがにここまではMさんも追ってこられません。

ストーキングは犯罪です。