まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

2018やりたいこと100より 本を読む2

2018-02-18 13:26:52 | 日記
既に2月なかば過ぎてますが
まだ新規の読書は2冊です。
正確には3冊目なかばです。
このペースは遅すぎる。
なんかキリもいいし年間100読みたい。
気に入った本を何十回も読み返す、
そういう同志はあまり居ないみたいです。
だからいつまでも新しいものが
入ってこないのです。反省。

それはまあいいとして
今年2冊目の本は
「今を生きる言葉」
佐藤初女さん。

なんで1冊目についてレポしないかというのは
置いといて。
(獄中の生活を描いた漫画だったんですけどね。面白かったんですけどね。まあいっか。)

初女さんにお会いしたのは2015年春のこと。
お亡くなりになる10ヶ月ほど前でした。
そこに座られただけで、広い会場の空気が
澄んだ温かいものになったことを覚えています。

受け入れること。それが大切。
深夜だろうと早朝だろうと構わず
イスキアを訪れる人を迎え入れていらした
初女さんの言葉には深みがあります。

人が人に、間違ってるよとかこうするべきだとか
言うのはおこがましいと思う、という言葉が耳に痛い。
子供のことを叱らないというのも驚きました。
「そんなことをして恥ずかしいね」と伝える。
当の子供は悪いことしてるってわかってるから、
それで十分、って。そうだったのか。

床にペタンと座ってすり鉢に向かう
初女さんの写真が一番好きです。
お料理の作り方もいくつか載ってたから
作ってみようかな。
おむすびも最近作ってないしな。

いつか初女さんの遺したイスキアを訪ねたい、
そう思っています。

バレンタインはスナックで

2018-02-16 21:44:14 | お菓子作り


15センチデコのルセットを二倍で作って、18センチキャドルで焼いた
インパクトどーん、な、ガトーショコラ。
中にはラム酒だくだくに漬かったプルーンと、角切りくるみ。
12カットにしてみたけど、ボリュームすごい。

これ、お酒飲んでごはん食べて、そのあと食べきれるかなぁ?
なにしろこれ、スナックさとみへの納品なのだ。
チャブダイカフェの大将が所用で留守なので、ちょこっと手伝いに行くことになり、バレンタインデーならばやはりチョコは要るだろうと思ってね。

ところでスナックってなに?ときいたら
お酒があって、お姉さんの接客みたいのはなくて、つまみはほぼ乾き物で、寿司とかは出前が取れて、店内が一定以上の明るさで(風営法にひっかからないように)、営業時間が深夜越えて、
というようなお店のことらしい。

お客さんが来なかったらさみしいので、事前にお友だちに声をかけたら、何人も来てくださった。
ありがたいなぁ。
人が増えるごとに写真撮って大将にメッセで送ると、なんか羨ましがってるような返事がわりとタイムリーに来る。気になるのかな。

さとみママはものすごい処理速度でくるくる働く。わたしはいちおうお手伝いなので、なんかしなきゃとおもうんだけど、なかなか難しい。
でもとても新鮮で楽しい。
いつも食べてるあのメニューが
こんなふうに仕込まれてるのね、
なんて発見もあっておもしろい。
お客さんやママといろんな話したり、
食べ物や飲み物を運んだり、
洗い物したり。

ガトーショコラはその場で食べてくれたひとと、持ち帰ってくれたひとがいて、大将とさとみママの分を残してちょうどいいかんじに売れていった。

満席のテーブルで、だいすきなひとたちが楽しげにしてる様子を
キッチンの少し高いところから眺めてると、なんだか嬉しくなる。
お店をやるのって大変なことだらけだろうとおもうけど、たまーにこんな景色が見えることで、引き合うことにしてたりするのかな。

賄いの包み焼きハンバーグ超絶おいしかった。ごちそうさまでした。

大将、さとみママ、楽しい機会をありがとうございました。









マヌカハニー

2018-02-08 07:27:28 | 日記

風邪ひいた。
喉が痛くて仕方ない。
3日寝込んで翌日出社して
声出そうとしたら出なかった。
破れかぶれみたいな息と変な音。
困ったな、と思ってたら
保温と蜂蜜が良い、と友達が教えてくれた。
特にマヌカハニーがオススメ、と。

聞いたことはあるけど
どんなものだろう?と
帰りに成城石井に寄ってみたら
蜂蜜の棚の一つをずらっと占めて
並んでいた。
肩によくわからないアルファベットと数値が
書いてある。
数値の大きさと値段の高さは比例してる。
2000円から10000円まである。
ブランドも3つくらいある。
しばらく悩んだ末、パッケージが
一番強そうなのを選んだ。

蜂蜜を買うときに、「強い」が
基準だったことなんて
未だかつてない。
というか、蜂蜜はあまり買うことがない。
パウンドケーキ作るときにたまに買うのは
銘柄指定だから迷わないし。

高額商品なので、棚に並んでいるのは空ボトル。
レジでお姉さんが同じものを
後ろの引き出しから取り出す。
「これですよね?」って並べて確認されたけど
多分、、、って言うしかない。

家に帰って開けてみた。
タイガーバームみたいな硬さ。
舐めてみた。甘い。けどなんだか刺激的。
いつまでもベタつかないでさらっと無くなる。
不味くはないけど、同じ蜂蜜なら
百花蜜の方が10倍好き。

それからネット検索。
マヌカって植物の種類なのね。
マオリ族が薬の木として古来から重用してるそうだ。
殺菌作用がとても強いらしい。
胃腸炎、虫歯、がんにも効果あり、って、なんだが
とてつもない食べ物だな。
え、金属のスプーンはやめたほうがいいのか。

その夜、どうしても咳が止まらず
未明に起きだして舐めてみる。
その途端ピタッと止まった、、、ってことはない。
喉の痛みも嘘みたいになくなった、、、ってこともない。
そりゃそうだよ、食べ物だもん。ドラッグじゃないもん。
いや、待て待て、やっぱり一番安いやつ買ったからか?
10000円のだったら秒で治るのか?
でもおいそれと諭吉ハニーは買えない。

カッサカサの声で遊んでやれと思って
歌を歌って録音してみた。
最近気に入ってる近藤房之助の真似。
再生。
誰だよこいつ。

そのくらいしか面白いことないよ。
早く治らないかな。

アルゼンチンの日系婦人からいただいたお土産

2018-02-04 21:48:15 | 日記


正しくは、私に、っていうのではなく
お菓子教室の子供たちに、って
言ってくれたんですけどね。

我らがミサリングファクトリーに視察にやってきたのは
中南米の日系婦人会のみなさま。
全部で三日間の日程のうち
子供のクラスの見学の日に
お手伝いに行きました。

レッスンで作ったのは、手打ちうどん。
婦人会のみなさまも、時々はうどんを作るんだそうですよ。
90歳のおじいちゃんにリクエストされて、大変だけど、がんばって作るのよ、とかおっしゃってました。

日系の方は同じ日系の方と
結婚することが多いとか。
親や祖父母の年代の方だと
遠い故郷の味だったりするのかな。

配合は?とか
なんで片栗粉をまぶすの?
とか
この状態で一週間持つ?とか
たくさん質問されては
熱心にメモとったりしてました。

子供たちは
ひとりをのぞいて
粛々と作業してましたが
例外の男の子は終始おしゃべりしてて
そんな彼がラテンなお客様には
いちばん受けてたようです。

ブラジルの方は日本語も流暢でしたが
お菓子をくださったアルゼンチンの方は日本語を話さないため
通訳さんを介してやりとりを。

「お子さんたちにあとでこれを食べてほしいのですが。」

「ありがとうございます。原材料はなんでしょうか。」

「ミルクジャムです。砂糖と牛乳を煮詰めて作ります。あちらではとてもポピュラーで、学校の休憩時間に、パンに塗って配られたりします。国によっては、ヤギの乳でも作るみたいです。」

「おうちでもよく手作りするんですか?」

「煮詰めるのに数時間かかって大変ですし、どこの店にもありますので、作りません。日本に行ったことのあるひとから、日本ではどこにも売ってないと聞いてびっくりしました。」


きっと、旅のおともにいくつかスーツケースにしのばせていらしたんだとおもいます。


アルゼンチンに最初に移住した日本人は、牧野金蔵さんだといわれています。明治時代のこと。神奈川県は浦賀出身ですって。
国が政策として移住を指揮したブラジルと違い、アルゼンチンへはなにがしかの技を持ったひとが個人で一旗あげようと渡ったそうです。牧野さんは機関士として成功しました。
アルゼンチン移住の多くは沖縄から。戦争でアメリカの統治下に置かれ、沖縄出身者の間では、日本語より英語を習うべきだとの空気があって、移民の2世、3世とだんだん日本語教育が廃れていったんだとか。

試食の時間に、みなさんにもうどんを少し召し上がっていただき、
こどもらにミルクジャムとクッキーを出して、ほんの短い間ですが質問コーナーなどで交流を。

お見送りして片付けして、
ランチのときに私もミルクジャムを
いただきました。
濃厚なキャラメルの風味、遠慮ない甘さ。塩の効いたクッキーと相性ばつぐん。
よくみたらパッケージにある
ドルセデレチェって
確かハーゲン○ッツの
大好きなフレーバーじゃないですか。

婦人会のみなさま
明るいキャラの通訳さん
楽しいひとときを
ありがとうございました。

いつも素敵な機会をくださる
松本先生
ご一緒したチームMFのみなさん
ありがとうございました。


伝説のコンサル現る。

2018-02-04 16:27:49 | 日記
夏に阪神事務局へ見学に行き
理想とするチームの力を
まのあたりにして
これを指導したコンサルに
ぜひうちの事務局みんなで
会いたい、と思ってから
実現まで7ヶ月も経ってしまった。
全国を飛び回る多忙なお方なのだ。

おしゃれな帽子を被り
背はそんなに高くはなく
しゃべる速度が異様に早く
口癖は「わかります?」
にこにこしてるけど眼光鋭く
見透かされる感じ

二時間のはずが一時間半しかとれず
こちらは10人もいるのに
ボスがひととおり話したあとに
わたしに「今の聞いてどう思った?」
などと振ってきて、適度にまとめて話したところ、
もっと喋ろ、本音出せとかいうから
尺を気にしてどきどきしてしまった
案の定さいごは寸足らずだし

仕事に対して
職場に対して
仲間に対して
先生に対して
それぞれが思ってることを
言葉にして聞くというのは
とても新鮮だった
嬉しかったのは
事務スタッフが
会社楽しい、って言ってたこと

だいじなのは
人に優しくすること

だれにたいしても
大好きなひとにするのと
おなじことをする

亭田さんや、赤澤さんとおなじことを
おっしゃる

数ヵ月前から
そうしようと決めて
やってることがある
それは、立ち上げから伴走してきた
マネージャーが辞めてしまった
大型教室の先生への対応

お若くて美人なんだけど
なぜかいつも印象の堅い先生と
電話で話すときに
お名前呼び掛けて声のトーンあげて
事務的な色をなるべく排除して
応援してますからオーラを
たくさん出す、ってことで

そしたら、こないだ、
事務局にいらした先生が
見たことないような(失礼)優しい笑顔で

こういうことなんだなぁと
今更ながら思った

そして意外だったのが

僕もそうだけど上司ってのは
いつも不安なんだよ
あんなこといっちゃったけど
だいじょぶだったかなとか
でも言わないと成長しないしなとか
だから部下から率直に感想きかせてもらうと安心するんだよ

っていう言葉

あちこちで旋風巻き起こす笈田さんの
台詞とは思えず
でもきっと、本心なんだろうな
横でお世話係の加藤顧問が天使の微笑みを浮かべている

会社だから
役職もあって立場もあって
肩書きつけて働いてるけど
人としてはだれもおんなじに
大切にされたり尊敬されたり
心配されたり励まされたりを
求めているんだな

まぁ、だからって
急にわたしがボスを
よしよしなんかしようもんなら
蹴っ飛ばされるに決まってるんで
やりませんが 

でも久しぶりに
ボスの大好きなガトーショコラ
差し入れてみようっと

笈田さん、加藤さん、
超多忙のなかありがとうございました