弘明寺にある「荒井工房」さんでは
沖縄で18年修行してきた荒井さんが
陶芸を教えてくれます。
その手のものは確実に不得意なわたし
荒井さんが「大丈夫、ちゃんと教えるから」
と請け負ってくれたので
挑戦してきました。
1キロの粘土はしっとりひんやり
空気を抜くように数回練り
手回しロクロを使って
底の部分から太い紐を
順番に盛り上げていきます。
手があったかいと粘土が乾燥するので
スポンジで湿らせながら
ひねったり撫で付けたり。
指先に余計な力が入ると
粘土が寄ってヘンテコな形に
なってしまいます。
タルト生地みたいなもんでしょ
と思っていたけど
型のないところで形にするのは
とても難しい。
頭で思っていることと
手先がやってることが
どうしても違うんです。
荒井さんはなんとか良いところを
見つけて褒めながら
危ないところはすかさず
助けてくれます。
おかげでなんとか形になりました。
内側を整えるのに使う
変わった形のヘラは
荒井さんお手製。
いろんな道具をいちいち買っていると
お金がいくらあっても足りなくなるので
作れるものは作るんですって。
何日か乾かして
外側を削って形を整え
素焼きしたら次は
釉薬をかけて
もう一度焼いて出来上がり。
完成するのが楽しみです。