穏やかな天気が続いた年末年始、今日あたりはみぞれか?という予報も無事にはずれて、お菓子初め。
パウンドケーキは地味で映えない代表だけど、はじめてこのケック・ノアを作って食べた日の感動は忘れられない。
ただただ粛々と混ぜ合わせるだけの手順だが、丁寧に一つずつ刻むくるみや、半量になるまで煮詰めたノチェロ、良質なキャソナードなど、材料のクオリティが掛け算で押し寄せるとんでもないケーキになる。
今年のお菓子教室の師匠のテーマは「もっと良くする」というようなことで、今まで黙認されてた、右手使いなのに反時計回りの私の混ぜ方について、やっぱり時計回りの癖をつけたほうがいい、とご指導いただいた。楕円混ぜの軌道とか、90度の混ぜとすくい上げの違いとか、改めて指摘されて初心に帰る15年選手。
そしていつものパウンド型ではなく15センチデコ型なので、カットどうするか問題についてひろこさんと議論。普通なら放射だけどそれだと薄い先端が崩れそうで、いっそ平行か?と。そもそもなんでパウンドってパウンド型なんだっけね?まだまだ知らないことがある。しあわせ。
そして来月はル・フェドラ。ルセットみんなで覗き込みながら、「これどういう算段でイケると思ったんだろうわたし?」とじゃっかん遠い目の師匠。よ、よろしくおねがいします。
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