![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/32/931b2329cdbff38900add2565fd2f3ad.jpg)
今から、25年前。
バブル景気のころのおはなし。
高校一年の冬休みに、郵便局の年賀状配達アルバイトをして小遣いを稼いだ私は、エレキギターを買いました。
大好きなエリック・クラプトンを真似して、フェンダーのストラトキャスター。
メタリックな赤のボディに、白のピックガード。なかなかのルックスでした。
さて、当時、ギターを買ったはいいものの、どうやって弾くのか、さっぱりわからず。CREAMのスコアブックを購入して、とりあえず音を出してみたものの・・・
ちょうどイカ天バンドブームのころで、バンドやってる友人も何人かいたけれど、音楽性が合わず!?教えてもらうまでには至らず。唯一、趣味が近いIに、ちょろっと教わる程度。あと、通信講座もやってみましたが、やはり、音楽性が…(というか、不器用で…)
初めて買ったあのギター、結局、ほとんど使われることなく、その後大学の同級生Kに譲ってしまいました。(Kはピアノもギターもうまかった)
さて、私の大学在籍時代に、クラプトンが『チェンジ・ザ・ワールド』を発表して、私のギター熱が再び湧き上がりました。
お茶の水で、激安のおもちゃみたいなアコースティックギターを購入、練習を再開。
しかし、ここでも、限界を感じます。そもそも、このころの私は、非常に忙しく、ギターどころではなかったのであります。
数年後、ペグが壊れたことをきっかけに、そのギターは弾かなくなってしまいました。もともと安いギターだったので、ペグの修理代の方が、本体価格より上回ってしまいそうだったので、修理もせずに、廃棄してしまいました。もったいないといえば、もったいないですね。これで、私のギター熱は、終わったように、思えたものでした。
長いブランクを経て、愛媛に来てから、だれも弾いていない、ヤマハのFG152を借りて、少しずつ弾くようになります。
愛媛に来てからは、わりと時間的余裕ができたので、長い夜の暇つぶしに、もってこいだったわけです。
ある時、大学の同級生Kに、「ティアーズ・イン・ヘヴン」のコードを教えてと頼んだら、親切に、アンプラグドのスコアブックを、プレゼントしてくれました。これはうれしかったな。
このあたりから、私のギター技術が、ワンステップ向上いたしました。
桃栗三年柿八年、Fのコードに18年。
Fのコードを押さえられるようになるまで、18年の歳月がかかりました。
その後、借り物でない、ほんとうに自分のギターが欲しいと思い、アウトレットのヤマハFS6を購入。ついでに、自分と同じぐらいの年に生まれた中古ギターのヤマハFG130まで買って、本格的に、ギターをやりたいと思うようになりました。
このころであった人物が、かの、豊田勇造さん。その超絶ギターはもちろんのこと、歌われる歌詞の素晴らしさに、私も歌いたい!!と思う曲がたくさん出てきました。ありがたいことに、勇造さんのコード付きのソングブックが刊行されて、私の演奏可能なバリエーションが、増えることになります。
昨年は、ついに念願の、あこがれの勇造さんのライヴの前座もやらせてもらいました。
さて、今年。
たまたま、YOU TUBEの動画で、CREAMのCROSSROADSを、練習用に解説してくれるものを見つけ、ちょっとやってみました。
これが大変クセになりまして、25年ぶりに、練習を始めています。
手持ちのアコースティックギターでは、ハイポジションの演奏が困難なため、雨の日に大洲のリサイクルショップへ行って、激安の中古エレキギターを購入。そして、現在に至ります。
冒頭の写真は、その中古ギターと、25年前に買った、クラプトンのデビュー25周年記念4枚組CDボックスセットのブックレットです。
25年と25年の混じり合う、交差点。
(ちなみに、エレキギター用のアンプは、まだ手に入れてません。あくまで、指運の練習用です。電気はなるべく節約したいので…)