ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

夏が終わる 

2016-07-20 18:36:25 | 養蚕

 

 今年の梅雨は、たくさん降りました。

 湿度が高すぎると、蚕にも影響があるので心配してました。


 幼虫時代は、それでも順調に生育。


 しかし、繭にするための上蔟(じょうぞく)からの管理が、思ったより理想の状況にならず。


 今日、出荷をしたのですが、出荷先からは、品質的には改善の余地あり、とのご指摘を受けました。


 クーッ、悔しい!!


 
 まあ、自分の中では、できる限りの努力をしたので、割り切って考えてます。


 もう少し、自己資金があれば、まだまだ工夫できたと思ってますが、なにせ、先立つものはからっきし。


 繭代が入ってきたら、それを設備投資にまわして、今後の品質向上に役立てたいと思ってます。


 やっぱり、絹糸のプロが、唸るような品質の繭を生産したいじゃない?


 

  目指すのは、業界ナンバーワン。



 蚕のもりひこ、と呼ばれるように、益々精進いたします。


 
  夏のお蚕が終わって、次回は、8月8日からの、初秋蚕です。