ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

よむちから

2018-02-23 16:46:21 | かんがえるあし

 ピョンチャン・オリンピック、盛り上がってますね。


 私は、特に、氷の上の競技が、好きです。


 スケートにしろ、カーリングにしろ、「氷を読む」力が、重要になっているようです。


 


 
 ところで私は、みかん農家をやっていた時から、そして、やめたあとでも、柑橘の剪定について、教えて欲しいと頼まれることがあります。


 剪定にはいろいろな方法があって、マニュアルも多く存在しますが、最終的には、「木を読む」力を身につけないと、技術にはならないのかなあとも、思います。技術を身につけるためには、それなりに、多くの経験が必要かもしれません。ただ漫然と木を切るのではなく、切ったあと、どうなったかをきちんと確かめないと、いけませんね。


 木の剪定と、氷上の競技における「アイス・リーディング」は、似ていると思います。競技会場が変われば、氷の原料である水の性質も違うし、製氷機械が変われば、変わるし、朝、昼、晩という時間帯での違い、氷温や会場内の室温、湿度の違い、などなど、そのときどきによって変化する氷を、正しく読まないといけない、というのは、木の剪定も、同じ。


 さて、柑橘の剪定は、豊富な経験によって、自信を持っているのですが、桑の木の剪定はというと、まだまだぜ〜んぜん、読めてません!!


 今、ようやく、みかんバイトの合間を縫って、春切りという、剪定を始めています。


 桑の木と、柑橘では、かなりの違いがあります。桑の木の方が、硬いので、疲れます。


 
 養蚕のスタイルに合わせて、桑の剪定方法も様々。今後の自分の形にフィットするような、そんな桑の切り方を、これからも模索してゆきます。これがまた、おもしろいんだな。


 読み解くの、大好き!!