4/3 チータンがいたおかげで
チータンが来たのと母が逝ったのとは同じころだった。
あの頃、すでに白ちゃんはいた。
勇敢な子で、白ちゃんのあとを速足で追って
白ちゃんを急がせたりしたけど、帰りは待っていてくれた。
目立たないけど鳥の世界を支配?している雀が
いろんな鳥を紹介してくれた。
とても信じられないようなことも見た。
ムクドリの子を養子にした雀。
人間が拾ったネコをメス犬に預けたら犬が猫の子を可愛がった
なんて話はよくある。
カラスの親が面倒をみなくなる頃、スズメがカラスの子を
世話して、これは食べられると教えているのを見た。
チーコは私が何を写真に撮るのが好きかまもなく知って
形どころか、音も聞こえないほど遠くを飛んでいる
飛行機が来るのを教えてくれた。
チータンは私が飛んでいる飛行機を撮るのが好きだと思った。
そうやって撮った飛行機どこかに投稿してある。
家族がいなくなって孤独にさいなまれたかもしれないこの年月。
話が通じなくて母と喧嘩になったりしたことは帰国してから
何度もあった。 日本語で言っているんだと猛烈に腹を立てたものだ。
でもチータンは不思議なくらいによく理解している。
雀に恩義しか感じない。
また書く。