ずいぶんと日が空いてしまいましたが、
最後にちょこっとだけ、ドンダンのことを書き記し、
このシリーズもとりあえず、終えようかな、と。
ドンダン。
ベトナム人女性の心をつかんで離さない、買い物城。
ビックリするよ。ほんまに。
圧力鍋10個、ふとん2組、洋服、靴、子どものみやげの怪獣のおもちゃ
食器類に電化製品。
ござに絵に木でできたベッドスプレッドみたいなやつ(←重いねん。これ)
どう考えても、一人では持てへんやろう、という量をひたすら買う。
買い物しない我々日本人2人を見つけた、同じバスのおばちゃん。
「あんたら、買わへんの?」
ううん。ちっちゃいもの、買ったよ。ほら。
「ちっちゃいの、買うてるなー。そんだけしか、買わへんのか?
ほな、手、空いてるっちゅうことやな。
おばちゃんな、いっぱい買うてな、もう、手、痛いねん。
めっちゃ、痛いねん。」
ふぅん。
(心の声:手伝うって言ったほうがいいのかな……)
「あと、まだ、靴、買いたいねん。
今日は、絶対、靴買う!って、決めてきてん。」
ふぅん。いいのがあるといいですねぇ。
「でも、手、痛いねん。」
・・・・・・。
この後も、ひたすら続く、「手、痛いねん」攻撃。
やっぱり、手伝えってことなんやなー。
ということで、
お手伝いすることにしたのですが……。
ほんまに、重い。
ほんまに、買いすぎ。
しかも、集合時間過ぎてるのに、
未だに靴を捜し求めてる。
いややで。わたしまで、集合時間遅れで怒られるの。
と思いつつ、やっぱり、言えないわたし……。
弱っちいなぁ。
予想通り、いっしょに怒られ、バスの中へ。
でも、みんな、おんなじくらい買ってるねん。
ほんまに、バス、ぎゅうぎゅう。
バッテリー切れで、写真が撮れなかったことが、かなり悔やまれる。
しかも、バスが揺れるたび、なんか、落ちてくるし。
ベトナムのおばちゃんパワーを、まざまざと見せつけられた旅でした。
浪速のおばちゃんとの共通点を
日々感じるこの頃。
で、このパワーに負けず、やりあっている自分も、帰国したら立派な浪速のおばちゃん……。たぶん。
アオザイを着て微笑む、慎ましやかなイメージと随分違いますね。